1996 年 20 巻 37 号 p. 15-20
UVキュアラブル液晶を用いた光学素子において重合硬化後の透過率を改善するために, 重合硬化条件の最適化を行った.次に, 最適化された重合硬化条件のもとで, UVキュアラブル液晶を用いた液晶マイクロレンズおよび光導波路を作製し, 基本的な光学特性を測定した.その結果, 液晶マイクロレンズにおいては, 重合硬化後も比較的良好なレンズ特性が得られることがわかった.また, スリット幅120μm, セル厚20μmの光導波路について伝搬損失を計算すると, 23dB/cmという値が得られた.