テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
パンクチャド畳込み符号化PR4ML方式の誤り率特性におけるパーシャルイレージャの影響
岡本 好弘相馬 稔斎藤 秀俊大沢 寿
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

1996 年 20 巻 67 号 p. 9-16

詳細
抄録

ディジタル磁気記録において, 畳込み符号にパンクチャド手法を適用したのち2トラックに記録再生するパンクチャド畳込み符号化PR4ML方式を提案している.そして, 高密度記録における非線形歪の一つであるパーシャルイレージャを考慮した計算機シミュレーションにより誤り率特性を求め, 従来のI-NRZI符号化PRML方式の場合と比較検討を行った.その結果, 本提案方式は, 従来方式に比べてパーシャルイレージャの影響を受けにくく, 高密度記録において良好な特性を示し, 規格化線密度が3において, 約8.8dB少ない読み出し点のSN比で10^<-4>の誤り率を達成できることを明らかにしている.

著者関連情報
© 1996 一般社団法人映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top