人間と環境
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Print ISSN : 2185-8365
家事事件におけるDNA 親子鑑定の統計的推論への懐疑
最判平成26 年7 月17 日民集68 巻6 号547 頁を題材にして
佃 貴弘
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2016 年 7 巻 p. 87-103

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抄録
本稿は、最判平成26 年7 月17 日民集68 巻6 号547 頁における、DNA 親子鑑定の使われ方 について論じる。最高裁は、親子関係をDNA 鑑定結果と一致させようとする訴えを却下した。 原告の立論には、少なくとも、統計的推論の点で疑問がある。DNA 鑑定は、父子関係の判断に 有効な手段であるけれども、それが誤った推論で判断されてはならない。鑑定結果の統計的意 味を正しく理解することが求められる。
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© 2016 人間環境大学
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