哲学の探求
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編集後記
編集後記
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2025 年 2025 巻 52 号 p. 307-308

詳細

『哲学の探求』52号を無事に発行できましたことを嬉しく思います。スケジュール通りの編集にご協力いただきましたテーマレクチャラーの先生方、ワークショップ原稿および個人発表原稿の執筆者の皆様、そしてボランティアとして丁寧な校正作業を行なっていただきました編集協力者の皆様に、心より御礼申し上げます。

52号では誌面および編集過程に、前任の米倉さんとの相談の上で、いくつかの変更を加えました。誌面についての一番大きな変更点は、ワークショップの原稿の投稿を明示的に認めたことです。これまでもワークショップ原稿の投稿を認めていなかったわけではなかったのですが、この変更によって初期キャリア研究者同士の共同的な試みの記録が文章として残りやすくなりました。また、テンプレートを刷新し、フォントやパンクチュエーションをより読みやすく執筆しやすいものしたり、注を文末注から脚注に変更したりしました。編集過程については、それまで2回行なっていた校正プロセスを1回にするなどの簡略化を行い、ゆとりをもって校正・修正が行えるようにしました。また、今までHPにPDFを直接アップロードする形で公開していた『哲学の探求』をJ-STAGEでも公開することにしました。それによって各原稿がDOIを獲得し、CiNiiやGoogle Scholarといったプラットフォームで検索されやすくなりました。

若手フォーラムは委員の限られたリソースの中で運営されていますので、初期キャリア研究者のニーズにできるだけ応えると同時に委員の負担の軽減も図らなければなりません。今回の変更がこの両立に貢献できていることを祈るばかりですが、同時に今後の委員の方々がこれをまた柔軟に改良してくださることにも期待したいと思います。

最後になりますが、同じく編集委員を務められた下山さんに、深く感謝を申し上げます。全体の原稿の半分を分担してくださったのみならず、しばしば率直な意見によっても大いに助けてくださいました。そして、本号の完成にご協力いただいた皆様に、今一度厚く御礼申し上げます。

『哲学の探求』編集担当 石川知輝

『哲学の探求』第52号が無事発行されました。著者のみなさま、編集協力者のみなさま、前年度フォーラム委員のみなさま、今年度委員のみなさま、ともに編集委員として作業に従事した石川さん、その他本刊行作業において支えてくださった全ての方々にお礼申し上げます。

私の担当である仕事の段取りがうまくいかなかったときに、石川さんはじめ委員の皆様の種々のサポートに救われました。はじめてのジャーナル刊行作業に戸惑うことも多かったですが、その困難を上回るほどの価値がある、貴重な経験をすることができました。来年は、二年目編集委員として、私は本作業でリーダーシップをとることを求められる立場となると存じます。今年度で得たものを糧に精一杯取り組ませていただきます。その際、今回の作業で見つかった諸々の課題においても、改善できるよう努めます。

瑣末なことではありますが、今号からワークショップ原稿も3つ掲載されるようになり、奇しくも編集委員である下山と石川さんがそれぞれ分担執筆者として参加しています。互いの書き物を委員として互いにチェックするという少し奇妙で愉快な経験ができたことも、よい思い出となりました。

重ねてではありますが、著者のみなさま、編集協力者のみなさま、前年度/今年度委員のみなさま、とくに編集委員の石川さん、支えてくださった全ての方々への感謝を述べたく存じます。ありがとうございました。

『哲学の探求』編集担当 下山千遥

 
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