主催: Webインテリジェンスとインタラクション研究会
会議名: WI2研究会
回次: 21
開催地: 11月2日:オンライン、11月4日~5日:アスティとくしま
開催日: 2025/11/02 - 2025/11/05
p. 68-74
本研究では,学習者が問題演習において提示される解説を十分に読まず,学習内容の理解や記憶の定着が不十分となる課題に対し,解説の文章自体を空所補充問題化する手法を提案する.提案手法によって得られた「空所補充化解説」は,学習者に解説文章中の空所を補充させることで,受動的な解説読みを能動的な学習行為へ転換し,学習内容の理解向上および記憶定着を狙う.本手法の効果を検証するため,クラウドソーシングで募集した411名を対象に,基本情報技術者試験の分野から生成した問題を用い,空所の個数や位置を変化させた条件で実験を行った.被験者には解説文章の再現記述を課し,既存解説との一致度を評価した.その結果,空所補充化解説は十分な解説読みを促し,記憶定着に有効であることが示唆された.特に,空所の個数と位置を変化させることで記憶の定着具合に差異があることが明らかになった.