西部造船会々報
第104回西部造船会例会(西部造船会々報 第104号)
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カタマランおよびトリマランの造波抵抗に関する研究
吉武 朗片岡 克己安東 潤中武 一明
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p. 1

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抄録

本研究ではカタマランおよびトリマランの造波抵抗に関する実験データを示した。本研究に用いたカタマランは、数式船型であるWigley船型を主船体に、また船体中心線面で2つに切断した半Wigley船型をアウトリガーに用いて構成した。実験は九州大学の曳航水槽で行った。船幅方向の間隔を一定に保ち、スタガーおよびフルード数を変化させて各船体に働く抵抗を計測した。計測結果を基に造波抵抗係数を算出した。また、ランキンソース法による数値解析を行った。実験と数値計算の結果から、カタマランおよびトリマランのスタガーが造波抵抗に及ぼす影響を明らかにし、また計算方法の有用性を確かめた。

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© 2002 公益社団法人日本船舶海洋工学会
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