主催: 一般社団法人 北海道開発技術センター
共催: 一般社団法人 エゾシカ協会, 公益財団法人 北海道環境財団, アニマルパスウェイ研究会, 一般社団法人 ヤマネ・いきもの研究所, 道路生態研究会, 一般社団法人 シーニックバイウェイ支援センター
会議名: 第25回 「野生生物と交通」シンポジウム
回次: 1
開催地: 札幌市
開催日: 2025/11/21
p. 1-7
JR花咲線では、エゾシカとの衝突事故が年間400件程度発生している。シカ事故は、列車の運行に支障をきたすだけでなく、猛禽類の2次的事故やヒグマの出没にもつながる可能性がある。本研究では、シカ事故の発生リスクの推定および地図化を試みた。 2016年度から2023年度までのシカ事故発生地点のデータを基にMaxEntモデルによる事故発生リスクの予測を行った。シカ事故の発生に寄与する要因として、エゾシカの出没頻度に関する要因(地形、河川からの距離、植生)、運転士からの視認性に関する要因(線路のカーブ、傾斜角)を検討した。 その結果、半径1kmの針広混交林率、半径200mの平均傾斜角、半径200mの線路長がシカ事故発生に寄与していることが明らかになった。それらの要因を組み込んだMaxentモデルで、線路沿いのリスクマップを作成した。