抄録
当院における腰部疾患術後リハビリテーションを再検討する目的でアンケート調査を行った.対象は,当院にて腰部疾患の手術を受け,その後リハビリを実施した100例とした.入院中のリハビリに関しては,大多数から満足な結果が得られた.しかし,一部からは「リハビリ期間の不足」との意見も得られた.退院後に関しては,早期に職場復帰している症例が比較的多く存在し,退院時および退院後の職業的リハビリの重要性が示唆された.今後は,入院中のより加速的なリハビリの実践,退院時,退院後のFollow-up体制の確立が重要であると思われる.