1952 年 10 巻 2 号 p. 58-62
クロトンアルデヒドの氣相及び液相水素添加によるブチルアルデヒド製造法の檢討を行つた。氣相法に於ては轟ッケル又は昌ッケルー銅觸媒を用いるとき, ブチルアルデヒド約70%, クロトンアルデヒド敷%を含む反悪液が得られた。液相法に於てはNi-珪藻土又はNi-酸性白土腸媒を用いて20~40℃ で反應を行5とき, ブチルアルデデヒド約90%クロトンγルデヒド約1%を含む反應液が得られた。ニッケルに少量のアルミニウム又はクロムを添加すると, 著しい助觸媒の效果が見られる。