反射法地震探査による筑波山西方平野部の浅部地下構造 茨城県下妻市における探査

山口 和雄; 木口 努; 横倉 隆伸; 桑原 保人

doi:10.4294/zisin1948.48.1_1

反射法地震探査による筑波山西方平野部の浅部地下構造

茨城県下妻市における探査

山口和雄, 木口努, 横倉隆伸, 桑原保人

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ジャーナルフリー

1995 年 48 巻 1 号 p. 1-9

DOI https://doi.org/10.4294/zisin1948.48.1_1

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発行日: 1995/05/25 受付日: 1994/06/13 J-STAGE公開日: 2010/03/11 受理日: 1994/10/19 早期公開日: - 改訂日: -
訂正情報
訂正日: 2010/03/11 訂正理由: - 訂正箇所: 著者情報訂正内容: 訂正前 : 山口和雄¹⁾, 木口努¹⁾, 横倉隆伸¹⁾, 〓原保人¹⁾
訂正後 : 山口和雄¹⁾, 木口努¹⁾, 横倉隆伸¹⁾, 桑原保人¹⁾

訂正日: 2010/03/11 訂正理由: - 訂正箇所: 引用文献情報訂正内容: 訂正前 : 天池文男・植竹富一・中村亮一・小林啓美・井川猛, 1992, 船橋市における反射法地下構造調査, 地震学会講演予稿集, no. 2, 150.
浅野周三・角田智彦・平間邦興・桑原徹・安井譲・井川猛・黒田徹・高橋明久・足立幾久・仁平孝夫, 1991, 東京都清瀬市における反射法地下構造調査, 地震 2, 44, 131-143.
浅野周三・安井譲・平間邦興・若松邦夫・桑原徹・奥田暁・井川猛・太田陽一・足立幾久・鈴木宏芳・笠原敬司・山水史生, 1992, 府中市におけるバイブロサイス地震探査, 物理探査学会第86回学術講演会論文集, 246-251.
福田理・高橋博・大八木則夫・鈴木宏芳, 1974, 坑井地質に見る関東平野の基盤, 地質ニュース, 234, 83-17.
福田理・鈴木宏芳, 1987, 関東平野の基盤構造, 地学雑誌, 96, 1-12.
長谷川功・伊藤公介・佐藤隆司・小野晃司・相原輝雄・楠瀬勤一郎・曽屋龍典・衣笠善博・下川浩一・粟田泰夫・渡辺史郎・鈴木慰元・小玉喜三郎・牧本博・酒井彰, 1987, 屈折法による地下構造探査?関東平野北部地域,「首都圏における直下型地震の予知及び総合防災システムに関する研究」研究成果報告書, 科学技術庁研究開発局, 160-172.
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石田勝彦・佐々木俊二・井川猛・熊井基・足立幾久・武村雅之・山中浩明・小林啓美・嶋悦三・瀬尾和大・入倉考次郎, 1993, 広帯域地震動予測の為の深部構造探査法研究 (東松山市周辺地下構造探査), 地震学会講演会予稿集, no. 2, 111.
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笠原敬司・山水史生・井川猛・足立幾久, 1993, 関東平野トランセクト ?川越-関宿測線における平野部活断層の地震波反射断面?, 地震学会講演会予稿集, no. 2, 261.
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渡辺史郎・山口和雄・横倉隆伸・加野直巳, 1987, 反射法地震探査,「首都圏における直下型地震の予知及び総合防災システムに関する研究」研究成果報告書, 科学技術庁研究開発局, 184-189.
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山口和雄・木口努・〓原保人・横倉隆伸, 1991, 重錘落下震源を用いた反射法実験, 物理探査学会第85回学術講演会論文集, 16-19.
山口和雄・木口努・横田俊之・横倉隆伸, 1994, 茨城県下館市における反射法探査 ?先新第三系基盤までの地下構造?, 地震 2, 47, 33-41.
山水史生・笠原啓司・鈴木宏芳・井川猛・足立幾久, 1993, 下総深層観測井における反射法地震探査, 地震学会講演予稿集, no. 2, 261.
横倉隆伸・渡辺史郎・加野直巳・山口和雄・田中信一, 1985, 筑波山東麓の浅部地質構造, 地震 2, 38, 497-511.
横倉隆伸・加野直巳・渡辺史郎・山口和雄・牧野雅彦・二宮芳樹, 1987, 茨城県玉造町における反射法地震探査結果 ?新第三系の覆在断層の発見?, 地質調査所月報, 38, 755-764.

訂正後 : 天池文男・植竹富一・中村亮一・小林啓美・井川猛, 1992, 船橋市における反射法地下構造調査, 地震学会講演予稿集, no. 2, 150.
浅野周三・角田智彦・平間邦興・桑原徹・安井譲・井川猛・黒田徹・高橋明久・足立幾久・仁平孝夫, 1991, 東京都清瀬市における反射法地下構造調査, 地震 2, 44, 131-143.
浅野周三・安井譲・平間邦興・若松邦夫・桑原徹・奥田暁・井川猛・太田陽一・足立幾久・鈴木宏芳・笠原敬司・山水史生, 1992, 府中市におけるバイブロサイス地震探査, 物理探査学会第86回学術講演会論文集, 246-251.
福田理・高橋博・大八木則夫・鈴木宏芳, 1974, 坑井地質に見る関東平野の基盤, 地質ニュース, 234, 83-17.
福田理・鈴木宏芳, 1987, 関東平野の基盤構造, 地学雑誌, 96, 1-12.
長谷川功・伊藤公介・佐藤隆司・小野晃司・相原輝雄・楠瀬勤一郎・曽屋龍典・衣笠善博・下川浩一・粟田泰夫・渡辺史郎・鈴木慰元・小玉喜三郎・牧本博・酒井彰, 1987, 屈折法による地下構造探査?関東平野北部地域,「首都圏における直下型地震の予知及び総合防災システムに関する研究」研究成果報告書, 科学技術庁研究開発局, 160-172.
長谷川功, 1988, 地震探査から見た関東平野の基盤構造, 地質学論集, 31, 41-56.
畠山勉, 1964, 関東平野における物理探鉱の総合的研究, 物理探鉱, 17, 50-71.
石田勝彦・佐々木俊二・井川猛・熊井基・足立幾久・武村雅之・山中浩明・小林啓美・嶋悦三・瀬尾和大・入倉考次郎, 1993, 広帯域地震動予測の為の深部構造探査法研究 (東松山市周辺地下構造探査), 地震学会講演会予稿集, no. 2, 111.
石井基裕, 1962, 関東平野の基盤, 石油技術協会誌, 27, 405-430.
垣見俊弘・衣笠善博・木村政昭, 1973, 後期新生代地質構造図東京, 地質調査所.
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加藤茂, 1988, 音波探査断面から見た東京湾の地下構造, 地質学論集, 31, 75-84.
駒澤正夫, 1985, 関東地域重力図 (ブーゲー異常図), 特殊地質図24, 地質調査所.
駒澤正夫・長谷川功, 1988, 関東平野の重力基盤に見える断裂構造, 地質学論集, 31, 57-74.
纐纈一起, 1993, 基盤構造の探査, 地震 2, 46, 351-370.
斉藤登志雄・田切美智雄・高橋正樹, 1981, 土地分類基本調査真壁表層地質図, 茨城県, 34-42.
斉藤登志雄・田切美智雄, 1982, 土地分類基本調査土浦表層地質図, 茨城県, 33-38.
斉藤登志雄, 1985, 土地分類基本調査小山, 古河表層地質図, 茨城県, 30-35.
佐竹洋・池田隆司・福田理・高橋博, 1981, 烏山-菅生沼断層 (茨城県南西部) の電気探査, 国立防災科学技術センター研究報告, 25, 87-94.
多田堯, 1982, 関東平野の基盤構造と重力異常 (1) ?基盤深度図?, 地震 2, 35, 607-617.
多田堯, 1983a, 関東平野の基盤構造と重力異常 (2) ?活断層の地球物理学的研究?, 地震 2, 36, 359-372.
多田堯, 1983b, 筑波研究学園都市とその周辺地域の地下構造, 国土地理院時報, 58, 29-36.
渡辺史郎・山口和雄・横倉隆伸・加野直巳, 1987, 反射法地震探査,「首都圏における直下型地震の予知及び総合防災システムに関する研究」研究成果報告書, 科学技術庁研究開発局, 184-189.
山田直利・寺岡易司・秦光男・今井功・石田正夫・牧本博・三村弘二・大沢〓・酒井彰・坂本亨・角靖夫・田中啓策・山口昇一, 1982, 地質図 (100万分の1) 日本地質アトラス, 地質調査所, 3-25.
矢島敏彦, 1981, 関東平野基盤岩類の岩石学的特徴と地質構造, 地質学論集, 20, 187-206.
矢島敏彦・吉田尚・鈴木慰元・楡井久, 1986, 日本の地質3関東地方関東平野の先新第三系基盤, 共立出版, 76-78.
山口和雄・木口努・桑原保人・横倉隆伸, 1991, 重錘落下震源を用いた反射法実験, 物理探査学会第85回学術講演会論文集, 16-19.
山口和雄・木口努・横田俊之・横倉隆伸, 1994, 茨城県下館市における反射法探査 ?先新第三系基盤までの地下構造?, 地震 2, 47, 33-41.
山水史生・笠原啓司・鈴木宏芳・井川猛・足立幾久, 1993, 下総深層観測井における反射法地震探査, 地震学会講演予稿集, no. 2, 261.
横倉隆伸・渡辺史郎・加野直巳・山口和雄・田中信一, 1985, 筑波山東麓の浅部地質構造, 地震 2, 38, 497-511.
横倉隆伸・加野直巳・渡辺史郎・山口和雄・牧野雅彦・二宮芳樹, 1987, 茨城県玉造町における反射法地震探査結果 ?新第三系の覆在断層の発見?, 地質調査所月報, 38, 755-764.

抄録

A seismic reflection survey with CMP method was conducted west of Mt. Tsukuba, northeast of the Kanto plain. Results of seismic reflection survey are (1) sedimental layers are extensively distributed down to 400m in depth and continuous reflectors are observed at 60m, 140m and 270m in depth, (2) sedimental layers are horizontal and their interval velocities range between 1.7km/s and 2.4km/s, (3) multiple reflections caused in sedimental layers are seen later 0.5s in two way time. From the results of this seismic reflection survey and previous works, the underground geology in the survey area is interpreted (1) weathered top of the granitic pre-Neogene basement is expected because reflectors probably corresponding to the basement top is not so distinct, (2) reflectors from the basement top are interpreted and traced based on calculated interval velocities, (3) vertical gaps in the interpreted basement top may be the east branch of the Karasuyama-Sugaonuma fault, (4) continuous reflectors in sedimental layeres correlate to gravel and sand beds of Pliocene and Pleistocene and (5) the basement has not been active since Pliocene because sedimental layeres are flat and horizontal and they are not deformed by faulting of the basement.

責任著者(Corresponding author)

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