日本サイトメトリー学会の前身は、1983年誕生したFCM・Cell Biology研究会であります。その翌年、関西地区では関西フローサイトメトリー研究会が発足し、当時は、東と西に同じような研究会が存在する事になりました。しかし、同じ研究を進めていくのであれば統一して進む事に発展性があると考え、1990年に一つの学会として統一される事になりました。その際、従来のフローサイトメトリーにこだわらず、細胞の持つ特性を計量的に研究し、医科学に役立てる事を目的に、広く計量細胞学を研究する学会として「日本サイトメトリー学会」が誕生し、翌1991年には、学会の機関誌である「Cytometry Research」 誌の創刊号が発刊されました。当初CR誌は冊子体で刊行され、学会会員の皆様に送付されておりましたが、2015年にはonline化が実現し、2016年にはJ-STAGEに搭載されることになりました。これにより、国内はもとより海外からも自由にアクセスすることが可能になり、本誌の意義、汎用性が格段に高まりました。Vol 27 No 2号からは、J-STAGEのサイトが刷新され、さらに魅力的な専門誌として生まれ変わりました。今後も、読者諸氏に愛される専門誌を目指して参りますので、ご支援の程、お願い申し上げます。

  日本サイトメトリー学会  が発行