地盤工学会災害調査論文報告集
Online ISSN : 2758-0490
特集号: 地盤工学会災害調査論文報告集
1 巻, 3 号
令和2年7月九州豪雨による地盤災害特集号
選択された号の論文の2件中1~2を表示しています
  • 椋木 俊文, 末次 大輔, 酒匂 一成
    2023 年1 巻3 号 p. 333
    発行日: 2023/09/13
    公開日: 2023/11/15
    研究報告書・技術報告書 フリー

    本号は,令和5年4月1日に発刊された「地盤工学会災害調査論文報告集」創刊号の追加号である。「地盤工学会災害調査論文報告集」創刊号は,災害連絡会議から依頼を受けた企画であり,「令和2年7月九州豪雨による地盤災害調査報告書1)」をひな形にして,同災害の実態をアーカイブするための特集号として編集したものである。この調査報告書を作成した災害調査団の活動期間および報告集編集期間は,コロナ禍の状態であり,調査団間の連絡はメールが中心となった。また,越県調査も禁止していたため,調査団内に福岡-大分,長崎-佐賀,熊本-宮﨑-鹿児島の3つ領域ワーキンググループを作り,活動いただいた。調査団の中には,若手の研究者もいたことから,今後調査結果を論文発表したい可能性もあることを考慮し,この報告論文集への投稿については,あくまで調査団の意向ではなく各報告書の著者によるものとして公募した。ところが,一部で団員のメールアドレスが欠落していたことに気が付かれないまま,この企画が進められ,結果的に調査団員全員にこの方針がいきわたっていなかったことが,調査論文報告発刊後に判明した。本調査論文報告集の作成の意図が,調査結果を関係者の多くの方々に閲覧いただき,今後に役立ててもらうことが趣旨であることから,追加報告という形でも報告すべきであるという結論に至り,このような形で発刊させていただくこととした。今後の調査論文報告集については,調査団内での公募体制と形式を整えていただき,同様のことが起きないように留意いただきたい。最後に,追加発刊のためにご協力いただいた関係皆様には改めて御礼を申し上げる。

  • 吉村 辰朗, 山本 健太郎, 古川 全太郎
    2023 年1 巻3 号 p. 334-346
    発行日: 2023/09/13
    公開日: 2023/11/15
    研究報告書・技術報告書 フリー

    令和2年7月豪雨によって,福岡県田川郡川崎町民運動公園内の道路法面で地すべり,福岡県みやま市山川町大谷地内で土石流が発生した。九州北部で土砂災害は,熊本県南部の発災時とは異なり,その後梅雨前線が北上したことにより生じている。本報告では,発災直後に現地調査した結果と,その後の詳細調査等で判った崩壊形態について報告する。

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