まず筆者の太陽電池研究事始めを紹介する.1972年~1978年,筆者はGaAlAsグレイディッドバンドギャップ太陽電池ならびにGaAs薄膜太陽電池の提案と実験的検証を行った.これらのデバイス技術,薄膜技術は,その後の太陽電池開発の大きな指針となった.日本の太陽電池開発は,産学官の連携のもと,1980年から本格化した.ここではSi太陽電池,アモルファスSi太陽電池,Cu(InGa)Se2太陽電池の開発を振り返る.次いで,2009年,突如出現したペロブスカイト太陽電池の研究開発動向を述べるとともに,2050年に向けたペロブスカイトをトップセルに用いた多接合太陽電池の方向性を議論する.
カーボンニュートラル実現に向けた各国の取り組みの中,壁面設置型太陽光発電(PV)システムは,都市部の再エネ化推進の有効策の一つとして注目を集めている.我々は,NEDO委託事業の一環として,建築分野とPV分野の専門家からなる委員会を組織して,壁面設置型PVシステムの共通基盤技術開発とガイドラインなどの公開文書化に取り組んだのでその成果を紹介する.
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