-
金 大貴
セッションID: OS11OS12OS13J1102
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
a環境負荷の少ない風力や水力の流体エネルギー利用促進に関して、回転機構のない渦励振発電装置が注目されている。しかし、構造に想定している繊維強化複合材料はリサイクル性に課題がある。発電装置を再利用ができる環境負荷の小さい発電方法にするため、長尺構造を分割したモジュール構造にすることで筐体を再利用可能として、これを達成する。そのための数値計算と遺伝的アルゴリズムによるモジュラー型渦励振発電装置の最適設計手法を提案した。
抄録全体を表示
-
瀧澤 拓, 大串 亮太, 本田 真也, 佐々木 克彦, 武田 量
セッションID: OS11OS12OS13J1104
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
曲線状の繊維配向を有する炭素繊維複合材料を対象に,高性能化と省材料化の同時達成を目的とした繊維経路の最適化を行う.本研究では性能の評価指標として固有振動数を扱った.また,省材料化とは少ない材料で所望の性能を得ることであり, 本研究では曲線状に配置された炭素繊維の長さを材料使用量の評価指標とした.これらの評価指標を目的関数として多目的最適化を行い,曲線状の繊維配向を用いた省材料設計の効果について議論した.
抄録全体を表示
-
Wang Xin, 本田 真也, 武田 量, 佐々木 克彦
セッションID: OS11OS12OS13J1105
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
This study proposes a sequential approximate optimization method using artificial neural networks (ANN) to maximize the buckling load of variable-stiffness composite laminates. Buckling behavior is analyzed via FEA, and ANN models the relationship between design variables and buckling load. Results show optimized curvilinear fibers significantly improve buckling resistance.
抄録全体を表示
-
佐々木 駿伍, 山内 悠暉, 池内 聡希, 神谷 浩武, 佐藤 寿恭, 生島 一樹, 柴原 正和
セッションID: OS11OS12OS13J1203
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
構造物の設計においては各周波数帯の変形の把握は重要であるが、大型構造物では動的解析の計算負荷が高く、予測技術の活用が難しいのが現状である。本研究では、動的解析に対して理想化陽解法をはじめとした効率的計算手法を導入した。汎用FEM解析ソフトと比較した結果、いずれの手法も汎用FEM解析ソフトとほぼ同等の解析精度を有し、かつ、100万要素モデルで最大20倍の高速化と約5倍の省メモリ化を実現できることが分かった。また、高速解析手法の活用として、デジタルツインへの応用も検討した。
抄録全体を表示
-
古森 健吾
セッションID: OS11OS12OS13J1204
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
Krylov部分空間法によるモデル低次元化技術は,FEMモデルの計算精度を保持しつつ,高速な応答解析を可能とする技術である.しかし本技術は,対象構造の一部品を変更した場合,FEMモデル全体に対し再度低次元化する必要がある.そのため,製品設計時に部分的な構造変更が頻繁に発生する場合,Krylov部分空間法の効率的な現場活用が難しい.今回,Krylov部分空間法を用いた部分構造合成法を弾性棒モデルに適用し,数値解析からその妥当性および解析精度を評価した結果について報告する.
抄録全体を表示
-
原田 晃
セッションID: OS11OS12OS13J1302
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
2次元におけるブロッホの定理の2次元構造の1自由度集中定数系に対する定式化を行った.バンドギャップの計算におけるパラメータースタディにおいて同一の物理定数からなる系においてもバンドギャップが発生する場合があることが判明した.波動方程式の中央差分近似の形になっていない系であることが理由の一つではないかと考え,1次元構造において同様の計算をしたところバンドギャップの発生が確認された.
抄録全体を表示
-
大野 陽平, 酒井 理哉, 嶋津 龍弥
セッションID: OS21101
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
「発電用原子力設備規格 設計・建設規格 第Ⅰ編 軽水炉規格」では,疲労評価で弾塑性変形を考慮する場合,弾性解析の結果に割増し係数であるKe係数を乗じる簡易弾塑性解析が規定されている.Ke係数の評価式に含まれる弾性追従パラメータは,代表的なクラス1機器の形状に対する評価結果を包絡するように決められており,配管系に対しては保守的である. 本研究では,エルボ配管解析モデルを用いた有限要素解析結果から,配管系に対して合理的な弾性追従パラメータを定式化し,現行評価に比べ合理的であることを確認した.
抄録全体を表示
-
稲田 文夫, 酒井 理哉, 田村 伊知郎, 大野 陽平, 森田 良
セッションID: OS21102
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
既報で、ASMEのOM規格の速度則を使用して、配管振動応答の累積絶対速度(CAV)が振動応力に比例することを示した。この速度則を使用すると、疲労累積係数を振動応答のCAVの2.4乗に比例する形の評価式を導出できる。本評価式は共振を前提とするが、本研究では、固有振動数が高い場合には入力が小さく共振応答が小さくなり、評価性能が悪くなることを示した。しかしこの場合、共振しないので応答が小さく問題とならない。さらに、簡易弾塑性評価で使われるKe係数を評価式に導入し、弾塑性を考慮できるようにした。
抄録全体を表示
-
吉田 祐一, 谷口 朋代
セッションID: OS21106
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
円筒タンクのロッキング応答における内容液の有効慣性モーメントの存在を検証するために,小型タンク模型(直径400mm,高さ500mm)を用いて自由ロッキング実験を行った.実験ではタンク模型のロッキング加速度とロッキング角の時刻歴を計測した.タンクのロッキングの運動方程式から角加速度の理論値が得られるが,内容液の有効慣性モーメントを無視した場合よりも考慮した場合の方が理論値と実験値が比較的合うことが確認できた.よって,内容液の有効慣性モーメントはタンクのロッキング応答計算において無視できないパラメーターであると考えられる.
抄録全体を表示
-
竹内 悠貴, 山口 誉夫, 神尾 ちひろ, 落合 竜士, 何 芃
セッションID: OS21301
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
自動車や建築物の振動・騒音対策として,吸音二重壁構造が用いられる.先行研究では,カバープレートの一辺に波動ブラックホールを付与すると減衰効果が向上することが示されている.本研究では,カバープレートの両端に波動ブラックホールを付与したモデルをFEMでモデル化し,MSKE法を用いて振動伝達特性と音響放射特性の変化を解析・比較した.その結果,波動ブラックホールの増加により振動が分散し,制振効果が向上することが確認された.音響放射解析では,波動ブラックホールによって振動の波長が短縮され,音の放射が抑制された.
抄録全体を表示
-
加藤 英祐, 田部井 真鈴, 山口 誉夫, 神尾 ちひろ
セッションID: OS21302
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
自動車業界において,快適な乗り心地を達成するため,静音性や振動抑制の効果を高める構造や,環境保護の面から省エネルギーを達成するような構造について研究が進められている.そこで,Mironovにより提案されている波動ブラックホール、及びLiling TANGが提案した残渣板厚に着目し,効率的な振動や波動減衰方法を調べることを本研究の目的とする.
本論文では,FEMを用いた数値解析,及びMSE法を用いて1方向の残渣板厚を付与した構造と,2方向に残渣板厚を付与した構造の音響放射特性の変化を解析・比較した.
抄録全体を表示
-
宮下 翔吾, 山口 誉夫, 神尾 ちひろ, 田部井 真鈴, 加藤 英祐
セッションID: OS21304
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
⾃動⾞や構造物において,制振および防⾳は⼯業的,環境的にも重要な技術である。先行研究では、ビードを含む L 字パネル構造に制振デバイス(高剛性箱断面拘束層+粘弾性ゲル)を付与すると400~1250Hzバンド帯において減衰性能を得ることが示されている。本論文では,FEM とモード歪みエネルギー法を用いた数値解析及び提案 SEA 法を使用し,提案 SEA 法の検証,ビードと制振デバイスを含む L 字パネル構造の二層型減衰層の有無による伝達特性への影響を考察し、明らかにした。
抄録全体を表示
-
田中 竣太, 山口 誉夫, 神尾 ちひろ, 山本 晃也
セッションID: OS21305
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
制振方法の一つに波動ブラックホールという構造がある.先行研究では,吸音二重壁に波動ブラックホールを付与すると減衰効果が向上することが示されている.しかし,波動ブラックホール先端部が鋭利であるため,耐久性や実用性に課題がある.本研究では,波動ブラックホールを埋め込んだ吸音二重壁の振動伝達特性と音響放射を,MSKE法を用いて数値解析した.その結果,埋め込むことで波動ブラックホールが多孔質材と接触し,振動が伝達することがわかった.また,波動ブラックホールにより振動の波長が短縮され、音の放射が抑制された.
抄録全体を表示
-
齊藤 巧真, 申 秀行, 阿部 直人
セッションID: OS21306
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
従来、1つの付加質量による2方向制振は球体を用いたパッシブ手法が提案されている。アクティブ制振ではx, y方向に独立したアクチュエータを用いるのが一般的であるが、干渉により他方の振動を増加させる要因になる。そこで本研究では1つの振子をx,y方向に駆動する機構を提案する。アクティブ制振制御のためにはモデルが必要となるが、干渉項を含むモデル化が困難なため、部分空間同定法を用いて多入力多出力系を同定し、カルマンフィルタによる出力フィードバック制御により制振性能の向上を図る。
抄録全体を表示
-
山田 雄平
セッションID: OS35OS71J2102
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
刺激応答性ゲルは外部刺激に対して体積変化する性質を持ち、ソフトアクチュエータへの応用が期待される材料の一つである。応用上の課題として体積変化速度の向上があるが、近年、ゲルを多孔質化することによって応答速度が上昇することが発見された。これは孔の存在によってゲルと外界の液体の流入出がスムーズになるため、と説明されるが、これまで多孔質の度合いと体積変化速度を直接関連付けたモデルはなかった。我々はその関係を記述する数理モデルの構築を行った。本講演ではこのモデルについて説明する。
抄録全体を表示
-
藤本 圭祐, 三浦 亮太郎, 小井土 哲平
セッションID: OS71OS74J3102
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
アクチュエータの負荷が重量物であっても、高速、長ストローク、高精度の位置決めが可能な駆動機構として、磁歪アクチュエータを用いた粗微動2段位置決め機構に注目した。固着支持される倒立振子に対する制振性能を評価した。本報では、粗動制御ループからは独立した微動用アクチュエータの制御則として、速度フィードバック制御を採用した場合の振子先端振動を実験的に観察した。結果、簡単な反転増幅制御で、振子共振の静定時間を90%以上短縮させる制振効果が得られることを確認し、固着支持と制振制御の両立が可能であることを見出した。
抄録全体を表示
-
Akhil Omeshwar Palliwar, Takeshi Mizuno, Yuji Ishino, Takasaki Masaya
セッションID: OS71OS74J3105
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
This research develops a contactless damping system for a magnetically suspended body with 3-DOF stabilization. Using AC resonant magnetic suspension, power is wirelessly transferred to floator coils, generating a restoring force. AC power in floator coils is rectified and supplied to damping coils, inducing eddy currents for vibration suppression.
抄録全体を表示
-
櫛引 洸介, 山仲 芳和, 吉田 勝俊
セッションID: OS11OS12OS13J1401
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,不安定なパラメータ領域を含む非線形自律系で発生する安定なリミットサイクルのパラメータ同定法を提案する.提案手法は,粒子群最適化法に逐次的な緩和操作を導入し,探索粒子を安定なパラメータ領域内に制限することで,不安定粒子の発生を抑制する.Van der Pol振動子を対象とした数値実験により,従来手法と比較して,提案手法は不安定粒子の発生を顕著に削減し,探索性能を向上させることを示す.
抄録全体を表示
-
大澤 哲史, 田淵 聡
セッションID: OS11OS12OS13J1402
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
データ同化とは、観測データと数値モデルの予測結果を組み合わせて、より正確な状態推定を行う手法である。気象予測の分野で発展してきた理論であるが、近年は振動現象の推定にも用いられている。カルマンフィルタ等の古典的なデータ同化手法では、運動方程式から作られるモデルが必須となるが、実際にはこのモデルの一部がブラックボックスであることも少なくない。また、観測できるデータも限られている。このような制約下で、精度の高い推定を行うための方法について、片持ちはりの打撃試験を通して検討した。
抄録全体を表示
-
高田 宗一朗, 土田 崇弘
セッションID: OS11OS12OS13J1403
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
機械・構造物の状態監視や振動診断において,観測した振動波形からシステムの未知パラメータを求めるシステム同定は基本的な問題である.著者の一人はこれまで白色雑音励振を受ける1自由度系の応答確率密度を用いたシステム同定を研究してきた.他方,応答が正弦波であってもサンプリング周期がばらつくなどの要因により,応答が確率過程になる場合があり,このようなな場合の検討はなされていない.本報では上記の場合について拡張をおこなったので報告する.
抄録全体を表示
-
大峡 充己, 綿引 壮真
セッションID: OS11OS12OS13J1404
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
構造物の振動挙動予測では、ボルト締結部などの固定部条件の把握が不可欠だが、直接計測は困難である。本研究では、観測データとシミュレーションを融合するデータ同化手法と機械学習技術を組み合わせ、これらのパラメータを効率的に推定する手法を提案する。アンサンブルデータ同化と変分オートエンコーダの組み合わせにより、計算コストを抑えつつ高精度な推定を実現する。数値実験により本手法の有効性を検証した結果、従来のアンサンブルデータ同化手法と比較して収束速度が向上することを確認した。
抄録全体を表示
-
田尻 大樹, 今上 陽基, 河村 庄造
セッションID: OS11OS12OS13J1405
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
機械・構造物の振動抑制のために用いられる制振部材の動特性を同定する問題を考える.材料工学で最も基本的に用いられる3要素モデルに質量を導入した数学モデルを扱うこととし,質量が既知のおもりを制振部材に取り付け,おもりを加振して応答を測定し,その周波数応答から特性パラメータを同定する.具体的には,複素剛性を用いて周波数応答関数を定式化し,特性パラメータである複素剛性の実部と虚部を同定する.ここでは数値シミュレーションと実験から同定の妥当性を検証する.
抄録全体を表示
-
山田 啓介
セッションID: OS11OS12OS13J1406
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
受動型の振動絶縁では,系の固有振動数よりも十分に高い振動数域で変位伝達率が1よりも小さくなることが利用されている.その本質は一自由度系で説明でき,ばね定数と減衰係数を下げれば振動絶縁性能は向上するが,現実にはある程度の値にせざるを得ない.この問題に対して,本研究では,ばね定数等を下げることなく,剛体の回転モードを用いることで受動的に振動絶縁性能を向上させる方法を提案する.提案手法では回転モードの振動により,並進モードの振動を相殺し,変位が十分に小さくなる点を生み出す.理論と実験の両面で検討した内容を報告する.
抄録全体を表示
-
石原 侑茉, 劉 孝宏, 中江 貴志, 松﨑 健一郎, 北村 純一, 井上 桜太, 塩崎 太郎, 長江 章裕
セッションID: OS11OS12OS13J1501
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
自動車用ATでは,ロックアップ時の大きなねじり振動の低減を図るため,トルクコンバータ内に単振り子型の遠心振子式動吸振器が取り付けられている.単振り子型は振子の振幅に依存する非線形性を有しており,制振効果が低減する.そこで,固有振動数が一定となるエピサイクロイド軌道を持つ遠心振子式動吸振器が用いられているが十分な制振性能が得られていないのが現状である.本研究では,振子の軌道を分割し,角変位に応じた最適軌道を有する単振り子型の遠心振子式動吸振器を考案し,最適パラメータを数値解析により検証した.
抄録全体を表示
-
押味 良和, 潮見 俊輔, 重盛 壮平
セッションID: OS11OS12OS13J1503
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
近年、様々な技術分野で実使用環境を基にしたランダム波を用いた振動耐久性評価の新試験方法の導入が進んでいる。現行の鉄道信号設備の振動耐久性に関する規格(JIS E 3014)は、正弦波加振のみが規定されており、これまで鉄道信号分野においては、実使用環境に即したランダム波による振動耐久試験に関する検討が進んでいない状況であった。そこで、本報では、現地取得した振動加速度データから生成したランダム波の物理的特性と理論解析結果を示し、加振試験結果よりランダム波を用いた振動耐久性評価の在り方について報告する。
抄録全体を表示
-
日野 翔太, 劉 孝宏, 中江 貴志, 松崎 健一郎, 北村 純一, 小畑 堅太郎, 塩崎 太郎, 長江 章裕
セッションID: OS11OS12OS13J1504
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
自動車用ATでは,エンジンの燃焼に伴うトルク変動によりロックアップ時に大きなねじり振動が生じる.そこで,AT車のトルクコンバータには,振動抑制のためにダンパが組み込まれている.ダンパには断片線形ばねが用いられており,ばねの切り替え点付近で非線形性に起因した1/2次分数調波振動が発生することがある.本研究では,断片線形ばね特性を持つ1自由度の基礎モデルにおいて,実車を想定した回転数を連続的に変化させる過渡状態での1/2次分数調波振動の発生状況について,実験および数値解析の両面から検証した.
抄録全体を表示
-
藤田 活秀, 鈴木 卓馬, 岡野 敏彦, 佐々木 健介
セッションID: OS11OS12OS13J1601
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
自動車の乗り心地設計を行う上ではタイヤの走行時の振動伝達特性を把握する必要があるが,実験的な振動伝達特性の評価には突起乗り越し試験が用いられている.本研究では,完全自動運転での使用が期待されているエアレスタイヤについて,スポーク形状の異なるエアレスタイヤによる突起乗り越し実験を行い,軸力応答のPeak-to-Peak値を特性値として突起乗り越し特性を評価し,スポーク形状が突起乗り越し特性に及ぼす影響について調べた.
抄録全体を表示
-
安部 林太郎, 渡辺 那緒子, 高田 宗一朗
セッションID: OS11OS12OS13J1603
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
振動診断のIoT化を目指して安価なデバイスを用いたモード形状の可視化技術を開発している.本報では片持ち梁を対象にIoTデバイスを用いてモード形状を可視化できたので報告する.外部2チャンネルの加速度センサーモジュールを開発し,IoTセンサーに入力する方式とし,片持ち梁への加速度センサー搭載位置を変更することでモード形状に起因する位相差の変化を検出した.
抄録全体を表示
-
村田 美育, 高田 宗一朗
セッションID: OS11OS12OS13J1604
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
構造物の振動診断をおこなうためのアクティブ振動センシングデバイスを開発している.本報では動電型アクチュエータを2基用いて構造物の所望の振動モードを励振するためのモジュール開発をおこなったので報告する.特にアクチュエータの1D-CAEモデル,位相調整モジュールの1D-CAEモデルを作成したので報告する.
抄録全体を表示
-
土田 崇弘
セッションID: OS11OS12OS13J1702
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
確率密度関数とパワースペクトルによって規定される非ガウス性不規則励振を受ける1自由度線形系に対する信頼性解析手法を提案する.前報では,本研究と同じ系を対象に,等価非ガウス励振化法とエルミートモーメントモデルを組み合わせて,多様な非ガウス性を持つ励振に対して適用可能な応答確率密度関数と平均閾値通過率の近似解析手法を開発した.本報では,この手法を拡張して,系の信頼度関数を求め,解析結果の妥当性を示す.さらに,解析結果に基づいて,不規則励振の非ガウス性が系の信頼性に及ぼす影響についても調査する.
抄録全体を表示
-
深津 幸生, 大石 久己, 松本 悠太, 曽根 祥太郎, 松本 宏行
セッションID: OS11OS12OS13J1804
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
可変剛性磁気ばねモデルを対象として非線形振動解析を行った。スペーサーにより永久磁石間の間隙を調節することで、複数の磁気反発力特性を生成するモデルを製作した。自由振動および強制振動から、ばね特性や減衰特性といった非線形系における物理パラメータを推定した。特に減衰特性に着目し、数値シミュレーションを用いて非線形振動に及ぼす影響を定量的に評価した。さらに、入力および出力を考慮したクロスバイスペクトル解析を行い、高調波および分数調波特性の把握を行い、本手法の有効性を提示した。
抄録全体を表示
-
松本 宏行, 大石 久己
セッションID: OS11OS12OS13J1805
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
本研究は、非線形振動系における非ガウス性に関する考察である。バイスペクトルおよびトライスペクトル等の高次スペクトルによる非ガウス性解析の有効性を解説した。バイスペクトルとトライスペクトルの使い分けが有効である点についてなどの知見を整理して、本手法の有効性を提示する。
抄録全体を表示
-
永井 奎伍, 中江 貴志, 劉 孝宏, 北村 純一, 薬師寺 活知
セッションID: OS11OS12OS13J1905
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
家庭紙の表面に凹凸をつけるエンボス加工機の糊付け工程では,異常振動により回転ロールが多角形化し,製品に縞模様の痕が付き品質の低下が問題となっている.これは一般に接触回転系のパターン形成現象として知られ,理論的および実験的な現象の解明が進められてきた.本研究では多角形化していたラバーロールAに加え凹凸を付けるラバーロールBの振動モードをモニター調査した.また振動レベルが大きい振動数ごとに,パターン形成現象の原因である自励振動発生のメカニズムを検証した.
抄録全体を表示
-
圓尾 嘉啓, 黒田 雅治, 川口 夏樹
セッションID: OS11OS12OS13J11001
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
スライディングモード制御(SMC)は、非線形性への対応や外乱抑制に優れているが、チャタリングが起きるという問題がある。この問題を解決するために、本研究では非整数階微積分で拡張された新たなスライディングモード制御法を提案する。その実現方法として、線形2次レギュレータ(LQR)を応用する。非整数階システムを考えることによって、整数階システムより多くの情報を制御に活用できる。最後に、電圧制御方式吸引型磁気浮上系に非整数階スライディングモード制御を適用し、実機実験に基づいてその有効性を示す。
抄録全体を表示
-
林田 宙, 原田 祐志
セッションID: OS11OS12OS13J11002
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,構造物上に設置された転動面を転動体と呼ばれる球や円柱が転がることで,構造物の振動を低減させる転動型動吸振器を扱う.まず,1自由度系にモデル化した構造物が正弦励振を受ける場合,制振装置として円柱状の転動体を楕円形状の転動面に設置する.この系の運動方程式を導出し,van der Polの方法により共振曲線を求め,転動型動吸振器の制振性能を明らかにする.また,転動面を傾けることによる,転動体が振動する面の非対称化が制振効果に与える影響について明らかにする.
抄録全体を表示
-
増本 憲泰
セッションID: OS11OS12OS13J11003
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
樹木は,あらゆる向き・速さの風によって励起される自励振動に対し,枝や葉が諸条件に適応した動吸振器を受動的に構成して,主構造たる幹の振動を抑えているように見える.本研究では,この自然現象に対して,樹木を2次元フラクタルツリーによってモデル化し,汎用有限要素解析ソフトを利用した数値解析により制振特性を評価する.また,2次元フラクタルツリーを基に製作したフラクタル的構造に対する振動試験の結果との整合性についても検討する.
抄録全体を表示
-
大賀 淳広, 宇津野 秀夫
セッションID: OS11OS12OS13J1901
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
U字管を用いたフルイダインの機械的再現を目標にした研究です。昨今SDGsの必要性を求め、機械分野においてもエネルギーの有効活用や現行技術では未利用のエネルギーに注目が集まっています。U字管によるフルイダイン現象(熱音響自励振動)は過去からこれらの課題解決として関心が集まっていましたが、機構の制約の厳しさから困難な現状でした。そこで本研究は熱音響自励振動を新たな機構を用いて人為的に発生させることでこれら課題解決に挑むことにあります。大きな運動エネルギーを従来の熱音響自励振動より低周波で得られることができると予想し、これら機構の作成を目指します。
抄録全体を表示
-
高林 滉
セッションID: OS33103
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
音響外乱によるハードディスクドライブ(HDD)の位置決め精度を改善するため、拘束型制振材を導入したHDD筐体を設計し、減衰特性評価ツールを開発した。冷却ファンの音響外乱が筐体を介してヘッドアクチュエータに振動を伝え、位置決め精度の低下を招くため、筐体の振動低減が重要となる。まず、減衰特性の評価ツールを開発し、次に拘束型制振材を適用した部品の周波数応答を測定し振動低減の効果を確認。さらに提案構造のHDDを試作し、部品とHDD全体の評価を比較した結果、相関が認められた。この結果により、評価ツールの有用性と拘束型制振材のHDD位置決め精度向上への可能性が示された。
抄録全体を表示
-
齊藤 亜由子, 塩谷 康太, 木澤 悟
セッションID: OS51102
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
身体部位の位置関係を簡易に表現する手法の一つにバイオロジカルモーションがある. バイオロジカルモーションは点群の動きから任意の動作を認識する知覚現象であり,人間の姿が見えなくても身体部位に貼付した光点の動きのみから動作の特徴を抽出可能であることが示されている.本研究では光学式モーションキャプチャを用いて歩行者に添付した反射マーカの座標を計測し,動作の特徴を示すと考えられる反射マーカの変位を歩行フェーズの時間区間に分けて主成分分析することで,各フェーズにおける身体部位の協調の特徴を明らかにする.
抄録全体を表示
-
門脇 廉
セッションID: OS51105
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
「こっくりさん」の名称で知られる占いでは,紙の上のコインに複数人が指を載せると参加者の意図によらずコインが動くことがある.こうした意図せぬ運動がより大規模な共同作業で発生すると予期せぬ事故につながりうる.しかし,「こっくりさん」の運動は心理学や生理学の観点から説明されるにとどまり,力学的には十分解析されていない.そこで,本研究では参加者の発揮力と摩擦力が干渉した系をモデル化し,運動のシミュレーションを行う.これによりこっくりさん様の運動の特徴と発生条件を示し,事故防止の可能性等について議論する.
抄録全体を表示
-
谷澤 光心, 加藤 由幹, 綿引 壮真
セッションID: OS33203
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
当研究室では低速高解像度カメラで撮影した画像の時間情報を圧縮センシングで補うことで振動計測を実現する手法である圧縮センシングDICを開発しており,単一/複数周波数による振動試験において構造物の全視野振動計測が実現できている.しかし,ランダム加振試験ではフーリエ基底で振動がスパースに観測できず,高精度な計測が実現できていなかった.そこで,本研究では画像計測と加速度センサを融合させた手法を開発した.
抄録全体を表示
-
大野 恭宏, 石野 裕二, 水野 毅, 高崎 正也
セッションID: OS51106
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
押しボタンの体性感覚提示能力に関して定量評価を目指し,ボタンの押し心地と体性感覚フィードバックの関係を定量的に調べるためのシステムの開発を目的としている.アクチュエータにボイスコイルモータ(VCM)を利用し,コイルに流れる電流を制御することによって指への反力を変化させる.可変目標値を利用し,フィードバック制御を適用することで実現した.制御系の調整により,ボタン押下時と離間時でヒステリシス特性を持たせる事ができる.本報では,この影響について調査した結果を報告する.
抄録全体を表示
-
田中 翔, 上條 芳武, 小山 泰平
セッションID: OS33205
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
機器の診断では,運転状態の変化を捉えるため振動センサを用いることがあるが,機器のサイズや環境によっては振動センサを常設することが困難となる.ここでは,非接触での計測が容易な機械の稼働音から振動を推定する手法について機械設備を模擬した試験装置により検証をおこなった.具体的には,試験装置各点の振動およびそれに伴う音圧を計測し,音圧の周波数特性を入力,振動の周波数特性を出力とする機械学習により振動の推定をおこない,推定振動と実機振動が一定の精度で一致することを示した.
抄録全体を表示
-
並木 壮一郎, 竹原 昭一郎, 唐澤 達史
セッションID: OS51107
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,鉄道の乗り心地評価に認知心理学的手法である評価グリッド法を適用し,振動乗り心地の評価構造を抽出する実験を実施した.この方法では,一般的には,30枚程度の写真をエレメントとして用いるが,乗り心地評価では異なる感覚条件ごとに振動条件を記憶する必要がある.そこで,アンケート回答時の官能評価の順位付けを容易にするため,一つの試験条件における振動条件数を三つに設定し,4個の試験条件に対して実験を実施した.そして,得られた評価構造図から,SD法アンケートで用いる形容詞対について抽出を行った.
抄録全体を表示
-
平野 広明, 田尻 聡太郎
セッションID: OS33302
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
振動中の接触状態の変化は系の剛性変化を引き起こす非線形因子であり,線形のモード解析では扱いが困難である. 一方,非線形時刻歴解析で扱うには相応の計算コストを要する.
そこで本研究では,接触状態が異なる複数の系のモード座標系を状態に応じて切り替えることで, 小さな計算コストでモード解析的に振動応答を予測する手法を提案した. 簡易的な接触非線形系を対象とした検証を行い, 非線形時刻歴応答解析と同等の振動応答結果を高速に算出できることを確認した.
抄録全体を表示
-
大嶋 栞萌, 山仲 芳和, 吉田 勝俊
セッションID: OS52101
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
弓道においては,弓を引きながら姿勢を安定化させる技術が重要となるが,これを阻害する身体のゆらぎが問題になる.そこで,本研究では,弓道における身体の自然なゆらぎを数理モデル化する.特に本稿では,弓道における頭部動揺の高周波成分に着目し,これを再現するモデルを提案し,パラメータ同定を行う.得られたパラメータ値から得た確率密度関数(PDF)と実験データの確率密度関数のPDF適合率,およびその統計量で提案モデルを評価する.
抄録全体を表示
-
谷内 勇介, 星野 洋平, 河野 義樹, 亀田 貴雄
セッションID: OS52104
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
カーリングストーンの挙動を解明するための力学モデルがこれまで提案されてきた.しかし,いずれのモデルにおいても,ストーンの挙動をもたらす力学的な要因を解明する決定打にはなっていない.そこで,本研究では氷とカーリングストーンの接触部に発生する摩擦力による力学モデルを構築した.これによって,初期速度と初期角速度の条件によって運動が変化することが分かり,最終的にはピボット動作に収束してストーンのカールに影響を与えることが分かった.また,角速度が0の状態は不安定な平衡点である事が示され,回転させずにカーリングストーンを投擲すると動作が安定しないことも分かった.
抄録全体を表示
-
カーン タウヒドゥルイスラム, 前田 篤史
セッションID: OS61102
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
高齢者に多い膝の病気の1つである変形性膝関節症は, 検査方法が高コストかつ病院でしか行えないなどの理由により, 初期症状の患者が検査を受けることは少ない. そこで, AE手法を用いた膝関節の検査を簡便に行える装置を考案した. 本研究では膝関節の骨に近い位置からAE信号を計測し, 主成分分析と混合ガウスモデルによるクラスタリングを行った. その結果, 膝関節の状態が近い被験者同士でクラスタが作成され, 被験者を年齢, 疾患有無で分類していた基準値よりも, 有意差のある基準値を作成した.
抄録全体を表示
-
山本 大輔
セッションID: OS61203
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
鉄道車両が走行する際,車輪フラットは騒音問題を誘引するため,鉄道事業者ではこれの低減が望まれている.本研究では,車輪フラット抑制手法の検討に資するため,車輪フラット形状を定量的に推定する数値解析モデルを構築し,実車の計測値との比較によりその妥当性を示してきた.本稿では,解析モデルの適用範囲を明確化するため,ピン・オン・ディスク摩耗実験で検討を行った.その結果,摩耗形状が平坦な場合には良好な精度でその大きさの推定が可能で,熱放射面積の適切な評価がフラット形状の推定精度向上に有効となることを示した.
抄録全体を表示
-
梶原 浩一, 藤原 淳, 榎田 竜太
セッションID: OS61204
発行日: 2025年
公開日: 2026/02/25
会議録・要旨集
認証あり
本研究では、建物構造の簡易モデルとして有効な魚骨型モデルを用い、加振実験により取得した質点の並進加速度および回転角速度のデータから、柱と回転バネの動的特性を逆解析により推定する手法を検討した。これまでの数値検討に基づき、今回は1層試験体を用いた小型振動台実験を実施し、ジャイロセンサ内蔵MEMSセンサにより複数条件下の応答を計測・解析し、その結果を報告する。
抄録全体を表示