関東社会学会は1952年9月27日に日本社会学会の関東支部として設立されましたが、1982年の規約改正によって日本社会学会とは独立した団体となり、地域の名前を冠した学会として活動しています。関東地域のみならず、全国に在住している会員は2018年1月現在874名を数え、日本社会学会に次ぐ規模の社会学関連学会へと発展を遂げて参りました。
『年報社会学論集』は、その機関誌です。その特徴として、(1)社会学研究の将来を担う若手・中堅研究者が切磋琢磨する登竜門的な雑誌として高い評価を得ていること、(2)社会学の特定領域の専門雑誌としてではなく、理論・学史から様々なタイプの実証研究に至るまで幅広い研究をカバーし、厳しい査読を通じて、現代社会学の最良の成果を一望する媒体として位置づけられていること、そして近年は特に(3)学会大会シンポジウムの報告を採録した「特集」により、最新のトピックスへの鋭い切り口を示していることを挙げることができます。
『年報社会学論集』を、是非ご一読いただけますようお願い申し上げます。
関東社会学会編集委員会 香川めい(委員長)、草柳千早、松井隆志
関東社会学会
が発行