(1) 馬鈴薯疫病並にテントウムシダマシに對するポテトツクス及び撒粉ニホナート100加用撒粉サンボルドウの2つの粉剤の効果を砒酸石灰加用ボルドウ液と比較して試驗を行つた。
(2) テントウムシダマシに對しては粉剤, 液剤共に効果が顯著でこれらの間には差は認められなかつた。
(3) 疫病に對しては撒粉ニホナート加用撒粉ボルドウは液剤同様の効果を示し, ポテトツクスは若干効果が劣つたがその差は僅かであり實用的には殆んど差はないものと認められる。
(4) 收量では藥剤撒布を行つた區はいづれも無撒布に比し2割以上の増收を示したが, 藥剤間の差は明がでなかつた。
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