柿果実は
cis-バクセン酸 (
cis-VA: C18:1, n-7) 比率の高い特徴的な脂肪酸構成を有するが、
cis-VA摂取効果は不明である。そこで、
cis-VAの摂取効果を明らかにするため、健常マウス (C57BL/6JJcl) および糖尿病マウス (KK-
Ay/TaJcl) に7日間経口投与し、各組織の脂肪酸組成を解析し、
cis-VAが作用する組織および脂肪酸代謝の影響を受ける組織を評価した。
cis-VA投与により、健常マウスでは膵臓、糖尿病マウスでは心臓の脂肪酸組成が変化した。5つの脂肪酸比率が変化し、心臓と膵臓で共通の変化であった。このことは、
cis-VAの摂取が膵臓と心臓に影響し、脂肪酸代謝に共通の変化を引き起こした可能性を示唆している。以上の結果から、
cis-VAは他の一価不飽和脂肪酸とは異なる特徴的な作用を持つ可能性がある。
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