新製品は開発・生産・販売を通じて市場に導入されるが、所期の販売成果をあげること、さらにそれを継続させることは難しい。しかし、実際に日用品、薬品、食品メーカーなど、長期的に成功している製品も存在する。そこには当初の製品開発の画期的成功をベースにして、製品ブランドを形成し、顧客のロイヤリティを強化するというブランドエクイティの蓄積戦略が介在する。これが新製品の継続的成功を支援するという好循環をもたらすといえる。
ここでは、ブランド形成時の課題について製品機能との関連でアイテム別、年代別の差異を検証した。そして、その形成・強化のマネジメントについて、製品開発における製品機能とともに広告メディアの重要性を検証した。
抄録全体を表示