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クエリ検索: "いとうめぐみ"
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  • ─転倒予防のための基礎的データ構築のために─
    森島 健, 相川 貴志, 伊藤 重唯, 伊藤 恵, 大津 昌弘, 黒川 健次郎, 小鷹 順子, 渡邉 栄子, 南波 知春
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】 我々は地域リハビリテーション・介護研究会において約15年、高齢者の体力測定を実施し、縦断的にデータを分析してきた。その中で病気や怪我などにより測定が継続できないケースを数多く経験した。近年では高齢者における転倒や閉じこもりの問題は、身体機能を低下させ、要介護状態へ移行するハイリスクな要因として重要視されている。また、身体機能のみならず認知機能も考慮する必要性が報告され、二重課題法の重要性が報告されている。今回の研究の目的は、介護保険非該当者においてタイムドアップゴーテストに注意力を分散させた二重課題法を含む様々な運動機能を測定し、それらの関係性を探ることである。また転倒予防における重要な指標を見出すために、若年者との運動機能を比較検討したので報告する。【方法】 介護保険非該当者で65歳以上の高齢者19名(男性4名女性15名、平均年齢78.2歳:以下高齢群)を対象とした。統制群として若年者19名(男性19名、平均年齢27.1歳:以下若年群)を用いた。運動機能の測定項目は握力、膝伸展力、片脚立位、機能的リーチテスト(以下FRT)、長座位体前屈、最大一歩幅、タイムドアップアンドゴーテスト(以下TUG)、二重課題TUG(以下DTUG)の8課題とした。握力はデジタル握力計(竹井機器工業社製5101)を用い、グリップを第2関節に合わせ、2回測定し最大値を採用した。膝伸展力は等尺性筋力計ミュータス(アニマ社製)を用いた。下腿の遠位端にセンサーを合わせ、2回測定し最大値を採用した。レバーアーム長を測定しNmを単位として用いた。片脚立位は開眼条件で実施し、2回測定し最大値を採用した(最大時間は60秒)。FRTと長座位体前屈は酒井医療社製の測定機器を用い、2回測定し最大値を採用した。最大一歩幅は閉足位から任意の脚を一歩前に踏み出し再び閉足位の姿勢をとらせ、その距離を測定した。TUGは先行研究に準じ椅子座位から立ち上がり、3m前方のコーンを回って再び着座するまでの時間を測定した。測定値は2回の測定のうち最速値とした。DTUGは、200mlの水が入った275mlのコップをトレイの中央に載せ、両手で把持しTUGを実施した。測定値は2回の測定のうち最速値とした。DTUGをTUGで除した値(以下TUG比)も算出した。握力、膝伸展力、片脚立位及び最大一歩幅の測定側は被験者が任意に選んだ側とした。また、握力と膝伸展力は体重で、FRTと長座位体前屈と最大一歩は身長で正規化した。統計処理は相関行列を用い各測定項目間の比較を実施した。また統制群との比較には対応のないt検定を用いた。有意水準は各々p<0.05とした。【倫理的配慮、説明と同意】 この研究の趣旨説明を測定実施前に対象者へ実施し同意を得た。【結果】 相関行列の結果、握力と膝伸展力、片脚立位とFRT、片脚立位と長座位、片脚立位と最大一歩幅、片脚立位とTUG、片脚立位とDTUG、最大一歩とTUG、最大一歩とDTUG、TUGとDTUG間に有意な相関関係が認められた(p<0.05)。若年群との比較では、高齢群の握力、膝伸展力、片脚立位、最大一歩、TUG、DTUGの能力が有意に低下していた。FRT及び長座位体前屈の値は、両者に差を認めなかった。TUG比は若年群の平均値が1.54、高齢群の平均値が1.17となり、高齢群の値が有意に低値を示した(p<0.05)。【考察】 相関行列の結果、片脚立位と相関関係を示す項目が5項目もあったことは、高齢者の体力測定においては、片脚立位の重要性が示唆された。60秒の片脚立位は、バランス能力のみならず、総合的な運動機能を示すTUGとDTUGなど歩行能力にも影響を及ぼす因子である可能性が高いと考えられた。また、TUG比が高齢群において低値を示したことは興味深い結果である。高齢群の方がTUGとDTUGの値に差が少ないことを示している。転倒予防における先行研究では転倒群においては、非転倒群に比べて、この値が大きくなるとの報告もある。若年者から高齢になるにつれてこの値が低値になり、転倒などを繰り返し運動機能が極端に低下していくと再び高値を示す可能性の高いことは、転倒予防の指標としての重要性が示唆された。【理学療法学研究としての意義】 高齢者の運動機能や転倒予防の指標を明らかのすることは、理学療法の世界で明らかにしなければならない最重要課題の一つである。また地域リハビリテーションの分野においても重要な命題と考えられた。
  • 由井 和子, 伊藤 恵, 小林 拓朗, 辻 智也, 倉持 秀敏
    化学工学論文集
    2018年 44 巻 1 号 54-58
    発行日: 2018/01/20
    公開日: 2018/01/20
    ジャーナル 認証あり

    未利用な最低品質廃油脂類であるトラップグリースの油分を重油代替として利用するには,油分に含まれる高融点の飽和脂肪酸とトリグリセリドの濃度を低減し,室温における油分の固化を防止する必要がある.本研究では,晶析を用いた油脂類の濃度制御法に関する基礎データの取得のため,トラップグリースの高融点成分である飽和脂肪酸(ステアリン酸,パルミチン酸,ミリスチン酸)とそれらのトリグリセリドについて,A重油との混合系における液相線(固液共存線)を示差走査熱量計を用いて測定した.飽和脂肪酸の炭素鎖が同じ条件で比較すると,脂肪酸よりもトリグリセリド体の方が液相線の温度が高く,また,炭素鎖が長いほど液相線の温度が高いことがわかった.液相線を推算する方法として,A重油を擬似的に1成分として仮定し,今回の混合系を2成分系単純共晶系と見なして,Schröder–van Laars式に理想溶液およびDortmund-UNIFAC活量係数推算モデルを導入したモデルの適用を試み,その有用性について評価した.

  • 全日本鍼灸学会雑誌
    2016年 66 巻 S1 号 49-165
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/01/19
    ジャーナル フリー
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