詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "こちら葛飾区亀有公園前派出所"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 中川 敏
    民族學研究
    2002年 67 巻 1 号 46-61
    発行日: 2002/06/30
    公開日: 2018/03/27
    ジャーナル フリー
    この論文は、人格の人類学(あるいは人の概念の人類学)の中で、鍵となってきたいくつかの民族誌的事実の新しい理解の仕方を提供することを目標とする。問題となる民族誌的事実とは二種類ある-ひとつは、「空っぽの人格」と名づけうる群である。たとえば、『ド・カモ』に描かれたニューカレドニアの人々、ニューギニアのガフク・ガマ、そして、ロザルドウによって「責任観念をもたない」と記述されたイロンゴット、これらの報告である。もう一つは、「空っぽの人格」民族誌の一種であるが、とくに「動機の不在」を強調する報告群である。サモアそしてカルリ等の民族誌を挙げることができるだろう。論文の提供する結論は次のようなものである-これらの特異な民族誌的状況は、決して、当該の「文化」が(われわれに理解不可能なような)特異な人格概念をもっているからではなく、彼らの会話状況の分類の仕方が(われわれに理解可能な程度において)違っているからだ、ということである。
  • 柴田 賢司
    都市住宅学
    2019年 2019 巻 104 号 34-39
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/02/01
    ジャーナル フリー
  • 毛利 康秀
    コンテンツツーリズム学会論文集
    2015年 2 巻 24-36
    発行日: 2015年
    公開日: 2021/05/28
    ジャーナル フリー
    本稿は、コンテンツツーリズム領域における実証的データの一層の積み増しを目指して、アニメーション映画「耳をすませば 1 」のモデル 地とされる東京都多摩市聖蹟桜ヶ丘 2 を事例とし、同地を訪れたファンを対象 に行った アンケート調査を通して、モデル地訪問行動の実態ならびに他 の 作品の受容についての把握を試みた。 調査の結果、多 摩市を訪れる「耳をすませば」ファンは年間1万人以上に達すると推定される。女性が約 6 割、 30 歳以下の若い世代が 9 割近くを占めており、居住地は全国にまたがっている。全体の約 3 割が(特に男性の約 4 割が)複数回訪問するリピーターであり、異性のパートナーやグループを組んでの複数名での訪問も多い。 他の作品のモデル地も訪れてみた いと回答したのは 7 割ほどいるが、実際に訪問したことがあるのは約 3 割にとどまっており、発展の余地がある。他の作品に対する好感度では、世界観が似ていると考えられる作品への親和性が高く、作品によってファン層が大きく異なる傾向が認められる。地域振興を目指してモデル地同士が提携する場合、作品の方向性やファンの選好性に留意した取り組みの必要性を示唆している。 インターネット上のブログ や SNS 等で習慣的に情報を発信している層は、モデル地巡り、いわゆる「聖地巡礼」に対する関心も高い傾向が出た。関心が高まるほどモデル地への 訪問意欲や実際の訪問率が上昇しており、他のジャンルへの関心も高くなっている。 一層の データの蓄積が求められるところであるが、彼らのような積極的な情報発信者がコンテンツツーリズムの主要な体現者になっていくであろうと予測される。
  • ―当事者への調査を通して―
    藤澤 和子
    図書館界
    2018年 70 巻 2 号 448-456
    発行日: 2018/07/01
    公開日: 2018/09/28
    ジャーナル フリー
  • 八木 健太郎, 竹田 直樹
    環境芸術
    2013年 12 巻 85-90
    発行日: 2013/10/26
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    これまでのパブリックアートにみられるわが国の都市空間におけるさまざまなアートのあり方と、今日の都市空間において多様な展開を見せているマンガやアニメなどのキャラクターのあり方を包括的に比較し、それぞれの都市空間における役割や存在意義を考察し、明らかにすることが目的である。わが国のパブリックアートは、都市景観の向上を目的として、野外彫刻を中心にスタートした。その後、文化的、教育的な役割に加え、都市の不動産価値の向上や地域の活性化まで、実に多様な役割を担うようになり、その目的は多様化してきた。また、それにともなって都市空間との関係性も、次第に多様になってきている。それに対して、マンガやアニメなどのキャラクターを都市空間に導入される際に期待されている役割は、地域の活性化あるいは集客力のアップという点において共通しており、比較的単純明快である。役割が明快な一方で、都市におけるこうしたキャラクターの存在形態は、集客の核となる施設または巨大な彫像、アプローチを飾り演出する造形物、地域へのアクセスを提供する車両など、複合的なメディア展開をみせている。またその実施主体も、自治体や公共団体、草の根的な市民活動など多様である。都市空間におけるサブカルチャーとしてのマンガやアニメなどのキャラクターは、単に地域の集客力を向上に寄与するという当初の目的を明らかに超えはじめている。サブカルチャーの物語の受容を促すことを通して、地域の歴史や風土・伝統に触れる機会を提供し、ハイカルチャーとしてのパブリックアートと同様に、都市におけるモニュメントとしての特質を獲得している。
feedback
Top