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クエリ検索: "どーも、NHK"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 放送局のメディア・リテラシーへの取り組みの変遷
    宇治橋 祐之
    放送研究と調査
    2020年 70 巻 4 号 50-73
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/04/16
    研究報告書・技術報告書 フリー
    メディア・リテラシーという言葉は日本では、「マスメディアが伝える情報を批判的に読み解く能力」という文脈でとらえられることが多く、1990年代後半から広く使われるようになり、この時期にNHKや民放でメディア・リテラシーに関する取り組みが進んだ。こうした動きは2000年代に一段落したが、「フェイクニュース」「ポスト・トゥルース」などの言葉が注目を集める現在、あらためて「受信者としても発信者としても、メディアのあり方を考え行動できる能力」としてのメディア・リテラシーの育成が求められている。 本稿ではメディア・リテラシーの概念を整理した上で、放送局のメディア・リテラシーへの取組を、番組と番組以外に分けてみていく。番組については「自己検証番組や特集番組」と「小中学生や高校生を対象とした教育番組」に分類、番組以外については「小中学生や高校生向けのイベント」「一般向けの公開施設」「ウェブサイト」の3つに分類、それぞれの取組の変遷を、NHKを中心に民放も含めてみる。 ソーシャルメディア時代を迎え誰もが映像を手軽に発信できる時代、放送局がメディア・リテラシーに果たせる役割を考えたい。
  • NHK放送博物館特別展「東日本大震災 伝え続けるために」の取り組みを中心に
    入江 さやか, 東山 一郎, 三森 登
    放送研究と調査
    2018年 68 巻 4 号 2-15
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2011年3月11日に発生した東日本大震災から7年が経過した。当時NHKは最大の態勢で震災報道に取り組み、東北の各放送局や震災報道に関わった職員の手元には、取材メモや写真、被災者から寄せられた要望・意見など多くの資料が残されていた。これらの資料は、未曾有の大災害の報道の背景を伝える貴重な「記録」であり、「記憶」でもある。NHKでは2015年秋に組織横断的な「震災報道アーカイブ構想」を立ち上げ、日々の取材・放送業務の中でともすれば散逸・廃棄されがちな資料の収集に取り組んだ。集まった162件の資料は専門のアーキビストによって整理・体系化された。その一部を2017年3月から9月までNHK放送博物館(東京・港区)の特別展「東日本大震災~伝えつづけるために~」で一般に公開した。会場で実施したアンケートでは「東日本大震災発生時の映像」「被災地の写真と記者・カメラマンの手記」などが来場者の関心を集め、展示の恒久化や全国展開などを望む声も寄せられた。大規模災害に関する取材・放送の記録を収集・整理・公開する取り組みは、NHKでも過去に例がない。本稿は、震災報道に関する資料の収集・アーカイブ化から展示に至る一連の取り組みを総括し、これらの資料の活用についても展望するものである。
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