AIによる解析を利用することにより、快適性を損なわない省エネルギー空調システムを構築し、その性能を検証した。画像解析によるPMV空調、WiFiと画像解析を利用したエリア別人数検知による外気風量制御、ビッグデータ解析による人数予測を利用したフィードフォワード制御を実施、最新のテクノロジーと省エネルギー技術の融合を図った。
本研究の対象地域は、段階的な開業を経て、第Ⅰ期計画の大半の建物が竣工した。本報では、プラント内の主要設備の運転性能の検証結果を報告する。また、プラントに導入されているコミュニティ・エネルギー・マネジメント・システム(CEMS)の需要予測精度および最適運転計画機能の検証結果についても報告する。
本研究の対象である名古屋市港区の大規模再開発地域は、環境と省エネルギーへの取組みによる先進的なまちづくり、地域防災に資する災害に強いまちづくり、多様な人々が集い交流するにぎわいのあるまちづくり、といった3つの取組みを行っている。本報では、地域全体の電気・熱需要の継続的な分析とその調整力に関する取り組みについて報告する
本地域では、家庭用燃料電池を住宅棟に設置し、エリア内の自立分散型電源として活用している。本報で、私達はⅠ期開発の敷地内の集合住宅の専有部全戸に設置した固体酸化物形燃料電池(SOFC)について、CEMSの制御下での運転と電力融通の状況を把握した。さらに、私達は自立分散電源の有効性および電力の地産地消効果を評価した。
近年、商業施設では来店客の安全を目的として数多くのカメラが設置される。また画像解析技術も進歩し得られる情報の種類や量が増加している。以上のような背景のもと、本研究では、店内に設置されたカメラから得られる人流データを活用した空調・換気制御の可能性検討を目的としており、本稿では、建物・設備概要及び、冷房時、暖房時にそれぞれ実施した、空調・換気設備の抑制実験結果について示している。
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