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クエリ検索: "アラスカン・マラミュート"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 浅野 和之, 奥村 正裕, 宮本 徹, 森 崇, 廉澤 剛, 藤永 徹
    日本獣医師会雑誌
    1998年 51 巻 10 号 595-598
    発行日: 1998/10/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    腹水貯留を主訴とした
    アラスカン
    マラミュート
    (6ヵ月齢, 雌) において, 複合心エコー検査により重度の肺動脈弁下狭窄, 中等度の三尖弁逆流, 軽度の大動脈弁下狭窄および軽度の大動脈弁逆流が明らかにされた. 臨床症状発現に最も大きく関与しているのは漏斗部狭窄をともなう重度の肺動脈弁下狭窄であると判断されたので, 肺動脈用イノウエ・バルーン・カテーテルによるバルーン肺動脈弁形成術を実施したところ, 腹水の貯留は緩慢となり, quality of lifeは改善し, 術前102mmHgであった右室肺動脈間圧較差は, 術後18ヵ月でやや高値 (60mmHg前後) を示しながらも安定している.
  • 村山 信雄, 田村 一朗, 永田 雅彦
    獣医臨床皮膚科
    2006年 12 巻 3 号 157-159
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/10/12
    ジャーナル フリー
    5歳齢,雌のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルに,眼囲,口囲,肘,踵,肉球,陰部周囲におよぶ角化性皮疹が生じた。発症に先行して,出産と食餌変更があった。病理組織学的検査で毛漏斗部におよぶ錯角化と著しい表皮肥厚を認め,一部に浮腫がみられた。真皮乳頭では多形核球や単核球の浸潤が観察された。血液検査,甲状腺ホルモン検査,血清アレルギー検査で特記すべき異常はみられなかった。以上より亜鉛反応性皮膚症と診断した。亜鉛製剤の内服後角化の改善を認めたが痒みは持続し,前医にて単独投与では奏効しなかったプレドニゾロンの内服を併用したところ皮疹は消退した。寛解後亜鉛補充療法もステロイドも必要としなかった。自験例が本症の好発犬種ではないことから,病因として食餌による一時的な亜鉛吸収傷害が予想された。
  • 小谷 忠生, 三木 真理子, 泉澤 康晴, 山下 和人
    比較眼科研究
    1996年 15 巻 3-4 号 3-4_137-3-4_146
    発行日: 1996年
    公開日: 2020/12/25
    ジャーナル フリー

    盲目、視力低下、視覚障害を主訴として本学家畜病院に'88年4月から'95年3月までの7年間に来院したイヌのうち、特に眼底像から18例について進行性杆状体-錐状体変性Progressive Rod-cone Degeneration (PRCD)と呼ばれる疾患群と推測した。さらに眼圧測定、網膜電図(ERG)測定および蛍光眼底検査を行った。犬種はマルチーズが3頭、ポメラニアン、トイ・プードル、ビーグル、雑種犬が各々2頭、シェットランド・シープドッグ、ヨークシャー・テリア、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、ミニチュア・ダックスフンド、チン、ボルゾイ、シーズーが1頭づつであった。飼い主は視覚異常に初診時の1週間前というものから2年前の範囲で気づいており、発症推定年齢は1歳8ヵ月から10歳5ヵ月の範囲で、6~8歳が多かった。全例PRDの症状である両眼性の対光反射の減弱または消失、瞳孔散大、網膜血管の狭細化、タペタムの反射性亢進、視神経乳頭の蒼白化、ノンタペタム領域の巣状の脱色素、およびERGの消失または低電位などが認められた。本症例は、一般に諸外国で好発犬種とされているものと多少異なっていたため、それらとの違いを検討したところ我国で飼育頭数が多い小型犬種が含まれていた。PRDは遺伝的疾患と示唆されているため、組織的な繁殖計画と、定期的な眼科検診によってこの疾患を予防する必要があると考えられる。

  • 千々和 宏作, 西村 亮平, 松木 直章, 佐々木 伸雄
    獣医麻酔外科学雑誌
    2007年 38 巻 2 号 19-24
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/04/02
    ジャーナル フリー
    犬のインスリノーマ22症例における臨床的特徴および治療法と予後の関連について検討した。19例が体重20 kg未満の中・小型犬であり、大型犬に好発するという報告とは異なる傾向を示した。手術を実施した16症例中11例(69%)で転移を認め、従来の報告よりも高率であった。外科療法を行った症例の1年生存率 (56%)は、従来の報告とほぼ同様であり、生存期間について内科療法のみを行った症例との間に有意差は認められなかった。一方無症候期間は、内科療法のみを行った症例と比較して有意に延長した( P=0.0099)。内科療法のみを実施した6症例中5例が、3ヵ月以内に臨床症状を再発した。また、ステロイドやジアゾキサイドの副作用も認められたことから、内科療法単独では良好なQOLを保ちにくいと考えられた。以上より、他臓器への広汎な転移がなければ、腫瘍の減量を目的とした外科療法が有効であることが示唆された。
  • 日本獣医師会雑誌
    1997年 50 巻 Supplement 号 135-243
    発行日: 1997/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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