ウェブ上にウィキを利用した「農業農村情報用語集」のサイトを開設した。ウィキペディアと同じように,一般のウェブ利用者が編集作業に参加でき,投稿履歴によっていつ,誰がどのような編集をしたかが分かる,という特徴を持っている。本報では,編集の方法について説明するとともに,編集の方針について2つの議論をした。1つ目は記事をどのように分類するか。2つ目は,記事の信頼性をいかにして担保するかという点である。このシステムは,信頼性向上のためにメールアドレスが確認できた人のみ編集可能としている。学会として信頼性の高い情報源を提供するためには,カテゴリ分類ごとに編集担当者を決める,というような体制をつくる必要がある。
本研究では,広島の特徴のひとつである広島電鉄(広電)を使用した観光を支援するための枠組みの一つとして,広島電鉄の電停に関する旅行ブログ(電停ブログ)を自動で収集,および地図上にマッピングすることで,旅行者に広電沿線の観光情報を提示するシステムの構築を行う.このような広電沿線観光情報提示システムを構築することで,ガイドブックに載っていないような,地域に基づいた情報を発信することができると考えられる.
マイクロフィルムに転写された新聞紙面画像のデジタル化に合わせて,記事に容易にアクセスできる新聞アーカイブシステムKENBUNの構築を進めている.本発表では,開架本棚を歩き回り書物を探し出すようなブラウジングを,新聞記事を対象に円滑に行えるズーミングインタフェースのデザインについて述べる.検索システムのように質問用語を用意せずともよく,予期せぬ発見も得られるブラウジング指向システムにおける効果を検討する.
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