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4件中 1-4の結果を表示しています
  • ~2021年度「語学学習でのメディア利用に関する調査」から②~
    宇治橋 祐之
    放送研究と調査
    2022年 72 巻 5 号 30-57
    発行日: 2022/05/01
    公開日: 2022/06/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NHK放送文化研究所では、語学番組制作を担当するNHK制作局第1ユニット(教育・次世代)と共同で、メディア環境が変化する中、どのような人が語学学習に関心を持ち、どのようなメディアを利用して学習しているのかを把握するために、調査会社のモニターによるインターネット調査とオンライングループインタビューを実施した。また同時期に語学学習サイト「ゴガクル」と、語学番組テキストでの調査を行った。 これらの調査に関する2回目の報告として、本稿ではNHKの語学番組・教材(ラジオ・テレビ番組とアプリ・ウェブサイトやテキストなど)についての調査結果と、「ゴガクル」サイトとNHK出版発行のテキストに寄せられた回答の結果をみる。 インターネットモニター調査でのNHK語学番組・教材の認知は、語学番組(英語)で約6割、語学番組(英語以外)で約5割、語学教材で約25%であった。また認知経路で最も多かったのはいずれの番組・教材でも「テレビ」からであった。 NHK語学番組・教材への印象は「無料または高い費用をかけずに始められる」「すぐに利用を開始できる」「使い方が簡単・シンプル」が多い。利用理由は印象と重なるものが多いが、番組テキスト(紙教材)では、「使い方が簡単・シンプルだから」「復習や振り返りがしやすいから」が多かった。 「ゴガクル」利用者を対象とした調査からは、外国語の学習・習得に興味がある理由で「教養として身につけたいから」、自発的な学習のための教材に求めることは「無料または高い費用をかけずに始められる」が多く、インターネットモニター調査と同様であった。ただし、自発的な学習のための教材に求めることとして「自分に合う」が、インターネットモニター調査より少ない点が特徴的であった。
  • 2018年6月「幼児視聴率調査」から
    星 暁子, 行木 麻衣
    放送研究と調査
    2018年 68 巻 10 号 64-77
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/11/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2018年6月に実施した「幼児視聴率調査」の結果から、幼児のテレビ視聴と録画番組・DVDの利用状況を報告する。調査は、東京30キロ圏に住む2~6歳の幼児1,000人を調査相手として、6月4日(月)~10日(日)の1週間実施した。幼児が1日にテレビを見る時間は1時間39分(週平均)。テレビ視聴時間は、2007年以降2時間程度で推移していたが、2012年に減少して初めて2時間を下回り、以降緩やかに減少傾向にある。また、幼児が録画番組やDVDを再生利用している時間は57分(週平均)で、2011年から2013年にかけて増加し、それ以降は同程度で推移しており、両者の差が縮まっている。さらに付帯質問の結果をみると、録画・DVD再生を利用する幼児は横ばいで推移する中、インターネット動画を見る幼児の増加が続いている。インターネット動画の再生時間は、「ほとんど、まったく見ない」が前々年から減少した一方で、1時間を超える長時間利用が増加した。調査期間中によく見られたテレビ番組は、「おかあさんといっしょ」「みいつけた!」などEテレの幼児向け番組や、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」など民放のアニメ番組であった。
  • ~2021年度「NHK 小学校教師のメディア利用と意識に関する調査」から~
    宇治橋 祐之, 渡辺 誓司
    放送研究と調査
    2022年 72 巻 6 号 52-86
    発行日: 2022/06/01
    公開日: 2022/07/27
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NHK 放送文化研究所では,全国の学校現場におけるメディア環境の現状を把握するとともに,放送,インターネット,イベントなどNHKの教育サービス利用の全体像を調べるために,1950年から定期的に学校を単位として,あるいは教師個人を対象として全国調査を行ってきた。全国の小・中学校で「児童生徒向けの1人1台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」を一体的に整備するGIGAスクール構想の本格的な運用が始まった2021年度は、小学校の教師個人を対象とした。 「GIGAスクール構想」前の2018年度の結果と比べると、タブレット端末を利用できる環境にある教師が大幅に増加し(63%→96%)、インターネットを利用できる環境にある教師も増えていた(87%→98%)。 また、1人1台ずつ児童に配付されたパソコンやタブレット端末(GIGAスクール端末)を授業で児童に利用させている教師は、全体で9割を超えた。さらに「GIGAスクール端末」を児童に利用させている教師でみると、そのうち7割以上が週3~4回以上の高い頻度で利用させるとともに、ほぼ半数が家庭に持ち帰らせて学習利用をさせていた。 授業でのメディア教材の利用についてみると、NHKの学校放送番組あるいはNHKデジタル教材のいずれかを利用していた「NHK for School教師利用率」が、2018年度の67%から88%に大きく増加した。また、「学習者用のデジタル教科書」は、「GIGAスクール端末」とともに授業で利用させている教師が一部にみられ、少数ではあるが、家庭の学習でも児童に利用させている教師が存在した。 教師が児童の家庭学習にどのような支援を行っているのかを尋ねたところ、「市販ドリルやプリント教材の利用」と「教科書の利用」が6~7割で多かったが、児童が家庭でインターネットを利用して行う「NHK for Schoolのウェブサイトや公式アプリの利用」や、「同時双方向型のオンラインの指導」も行われていた。また、ビデオ会議や資料共有、コミュニケーション機能などがある、授業や家庭学習のための「学習支援ツール」は、86%の教師が利用していた。 GIGAスクール構想の実現で、教室のメディア環境は大きく変わった。今後、家庭のメディア環境の差などの課題が解決されると「オンライン学習」も進み家庭学習も変化すると考えられる。「学習者用のデジタル教科書」や「学習支援ツール」の利用も含め、学校と家庭の両方を見渡した学習支援のトータルデザインを考える必要があるだろう。
  • ~2018年度「NHK小学校教師のメディア利用と意識に関する調査」から~
    宇治橋 祐之, 渡辺 誓司
    放送研究と調査
    2019年 69 巻 6 号 32-61
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/07/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NHK放送文化研究所では、NHK教育サービス利用の全体像を調べるために、「教師のメディア利用に関する調査」を2013年度から実施している。2018年度は小学校教師を対象とした。調査結果から、テレビやパソコンなどのメディア機器を教師が利用できる環境に前回調査の2016年度から大きな変化はみられなかったが、タブレット端末を利用できる環境にある教師が大きく増えるとともに、児童の1人1台での利用も増えていた。また今回から調査項目に加えたラジオ・CDラジカセの利用が多いことが明らかになった。その一方で、教室のインターネット接続は無線接続が増えているが、動画を問題なく再生できる環境にある教師は38%と変化がみられず、依然として課題となっている。こうした機器で提示するメディア教材の利用は全体として増え、NHK for Schoolの利用は67%、指導者用のデジタル教科書の利用は65%だった。2020年度完全実施の新学習指導要領で改訂される項目でみると、「外国語・外国語活動」では文部科学省が作成・配布しているデジタル教材などの教材の利用が多い一方、「特別の教科 道徳」では教科書が導入されたことにより、メディア教材の利用は少ない。また「プログラミング教育」を先行的に実施している教師は14%であった。新学習指導要領で重視される「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、 教師が提示するメディアに加えて、児童が1人1台のタブレット端末などを使えるような、メディア環境の整備とメディア教材の提供がますます求められている。
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