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クエリ検索: "グレート・デーン"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 高橋 紀子, 納谷 俊光, 亘 敏広, 松本 安喜, 松本 芳嗣, 辻本 元, 長谷川 篤彦
    獣医皮膚科臨床
    1997年 3 巻 3 号 25-28
    発行日: 1997年
    公開日: 2024/04/25
    ジャーナル フリー

    日本ではこれまで報告がない犬の皮膚リーシュマニア症の1例に遭遇したので報告する。症例はスペイン生まれの3歳,雌の

    グレート
    デーン
    で2歳齢で来日したが,その時点で既に皮膚病に罹患していた。初診時の身体検査では皮膚全域に紅斑,鱗屑,脱毛が散在し,特に四肢端,肘頭部,臀部には結節,潰瘍,痴皮を伴う重度の皮膚病変が認められた。また,全身的に体表リンパ節の腫大も観察された。皮膚生検による病理組織学的検査では真皮におけるマクロファージを主体とする炎症細胞の浸潤と線維化を伴う肉芽腫性皮膚炎が認められた。皮膚生検,リンパ節穿剌生検および血液塗抹検査においては,リーシュマニア虫体は確認されなかったが,ELISA法および蛍光抗体法で血清中に抗リーシュマニア抗体が検出された。以上の所見から,本例を皮膚リーシュマニア症と診断した。五価アンチモン剤,アロプリノール,抗生物質の投与を行ったところ,約1カ月で症状は著明に改善した。現在,その後の経過を観察中である。今後,リーシュマニア汚染地域から来日する犬については本症の発症についても十分留意する必要がある。

  • 田村 悠, 魚住 大介
    日本獣医師会雑誌
    2018年 71 巻 3 号 145-148
    発行日: 2018/03/20
    公開日: 2018/04/20
    ジャーナル フリー

    症例はシーズー,去勢雄,12歳齢で,急性の嘔吐と腹囲膨満を主訴に来院した.腹部X線検査にて胃拡張が疑われたため,経皮的減圧を行った.胃からは約1l のガスと液体が抜去された.その後,状態は安定したため経過観察とした.6日後の再診時には一般状態に問題はなく,食欲及び排便も正常であった.しかし,その1カ月後に再度腹囲膨満を呈し,腹部X線検査にて胃拡張捻転症候群が疑われた.一般状態は良好だったため,再度経皮的減圧を行い一晩様子を観察したが,改善が認められなかったため,開腹手術を行った.胃は捻転し,脾臓及び小腸の変位が認められた.腹腔内臓器を整復した後,ベルトループ胃腹壁固定術を実施した.胃拡張捻転症候群は小型犬では報告は少ないが,本症例においては雪の多食が発症に関与した可能性が考えられた.

  • 町田 登
    動物の循環器
    2019年 52 巻 2 号 69-74
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/05/14
    ジャーナル フリー
  • 心筋症の病理
    町田 登
    動物の循環器
    1997年 30 巻 2 号 48-58
    発行日: 1997年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
    Primary or idiopathic cardiomyopathies describe a clinical syndrome cused by generalized heart muscle diseases of unknown cause and are devided into dilated, hypertrophic and restrictive types. All types of cardiomyopathy are an important cause of morbidity and mortality in animals. In contrast to secondary causes of heart muscle diseases, such as nutritional deficiencies and toxic agents, relatively little is known about the pathogenesis of primary cardiomyopathies. Heart morphology is not always specific in this group of diseases, but a thorough pathologic examination provides the clue to the definitive diagnosis. In this article, the gross anatomic and histologic features of primary cardiomyopathies in cats, dogs and cattle are described.
  • 町田 登
    動物の循環器
    2002年 35 巻 2 号 77-85
    発行日: 2002年
    公開日: 2005/07/07
    ジャーナル フリー
  • 総合人間学の構築に向けて (4)
    古沢 広祐
    総合人間学
    2023年 17 巻 61-77
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/06
    ジャーナル オープンアクセス
    ⼈間とは何か、とらえ難い存在の全体像にアプローチするための一考察を試みてきた(試論)。大きくは宇宙的な視野で、時間・空間軸での私たち⼈間の存在を、簡略に把握するために3層構造として描いた(古沢 2018)。簡単に整理し直すと、①宇宙・生物的存在(いわゆる客観的世界)、②⼈間集団としての構成体(独自の秩序形成、社会・経済・政治・文化)としての存在、③私としての存在(独自の主観的世界に生きつつ共同主観的世界を共有しあう唯一無二な存在)、とまとめることができる。この三層構造によって俯瞰できる⼈間存在の在り様をわかりやすく図解し、⼈間とは何かを問うための手がかりにしたい。また三層についての相互関係とくに結節点を考えることが重要である。 今回はとくに、⼈新世という時代の把握のしかたとともに現生⼈類(ホモ・サピエンス)の進化プロセスの促進要因について論じる。文化進化に先駆けてのドメスティケーション(家畜・栽培化)の意義とともに、そこに内在する相補的関係性のダイナミズムについて考察する。
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