実験動物テクニシャン教育, 研修のためのガイドラインの勧告は, ICLA理事会によって指名されたワーキンググループにより作成された。この勧告の中にジュニアおよびシニアテクニシャンの任務が記載されている。これを基に教育, 研修の一般目的および指定目標が定められてある。指定目標はジュニアおよびシニアテクニシャンが実験動物施設内でそれぞれの任務を十分果すことができるように, 段階に応じて修得すべき種々な知識と技術の項目を包含している。プログラム作成時の実際的な問題や, 勧告された研修の実行時の実際的な問題点について考察した。このガイドラインは実験動物テクニシャンの教育, 研修が国内で, また国際間でも根本的には同様な基準を持つようにするために, 研修課程のカリキュラムの発展に対する基礎となるべきである。ICLAはこのガイドラインを常に新しく保つため, また国際間での相互承認に関する問題を解決することに貢献するにはもっとも都合のよい立場にある。
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