一斉授業では,個々の児童の個性や理解速度に応じた指導をすることには限界がある。その限界を克服するために,我々は個別学習機器の「
スタディボックス
」を用いることを考えた。本論文では,論文(1),(2),(3)に引き続き,「
スタディボックス
」を用いた治療学習の効果について研究した。その結果,「
スタディボックス
」を用いた治療学習の有効性が改めて立証されただけでなく,事後テストによって,さらに個別指導の必要な数人の児童とその分野を絞り込むことができ,徹底した個別指導を可能にすることもわかった。
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