著者は1970 年からコンピュータグラフィックス(以下CG)の研究を始めたので、研究歴は 49 年になり、ほぼ半世紀になります。幸い名誉なことに 2017 年秋に、 コンピュータグラフックス研究の功績 で「紫綬褒章」を頂きました。今ではこのように評価されるようになりましたが、若いころは不遇な時代が長く続きました。本日の講演場所は広島大キャンパス跡地ですが、まさにこの地で不遇で始まる研究人生となりました。本稿では、CGの基本技術の開発経緯、および広島から世界的 CG研究への挑戦について述べます。
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