詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "テレビでフランス語"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 森田 美里
    Revue japonaise de didactique du français
    2015年 10 巻 1-2 号 80-96
    発行日: 2015/09/15
    公開日: 2017/10/13
    ジャーナル フリー
    日仏コミュニケーションにおいて「舌打ち」(非肺気流子音の歯茎吸着音)は誤解を招く原因の一つである。本研究では,まず実例に基づき舌打ちを観察し,次に日本人学習者の知覚と評価に関するアンケート調査を行い,さらに日本人に対するフランス語教育での舌打ちの取り扱いに関する条件を考察する。一つ目の調査結果から,舌打ちが談話標識のように現れ,主に注意喚起機能を持っていることが明らかになった。また,二つ目のアンケート調査により,この音がフランス語文法の基礎が十分ではない,なおかつ外発的に動機づけられている学習者には「聞こえる」ことがわかった。これらの者が渡仏を控えている場合,日本語の舌打ちとフランス語のそれとが異なる用法を持っているということを教えることは有用であろう。一方,基礎力が十分あり,なおかつ内発的に動機づけられた学習者は,日本人フランス語教師も含め「聞こえていない」。よって,この知識は全ての学生に必要であるとは言えないが,教師はこの現象を把握し,機能および用法を知っておくべきである。
  • 宇治橋 祐之
    放送研究と調査
    2019年 69 巻 10 号 52-75
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/11/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    1959(昭和34)年1月10日(土)に日本初の教育専門テレビ局として開局したNHK教育テレビは、2019年で開局60年を迎えた。現在では唯一の教育専門局として「教育番組75%以上、教養番組15%以上」という編成比率で放送を続けている。NHK教育テレビ60年の変遷をみると開局当初は学校放送番組や語学番組などの講座番組が中心であった。1980年代になると、社会全体が高齢化、生涯学習を志向するようになり、社会人向けや高齢者向けの生涯学習番組が増加していく。1990年代には対象を明確にして放送枠をまとめる「ゾーン編成」が取り入れられると共に子ども向け番組が増える。そして2000年代になると多様な視聴者に向けて、多彩な趣味実用番組や教養番組、福祉番組などが放送されると共に、インターネットへの展開が積極的に進められるようになる。「教育テレビ60年」を扱う本シリーズでは、開局40年の際に放送文化研究所で16に分類したグループ分けに基づきつつ、3回シリーズで番組グループごとの変遷をみる。記述にあたっては各年度の『NHK年鑑』、「国内放送番組編集の基本計画」「番組時刻表」と共に番組制作者、編成担当者の記録を参照する。シリーズ第1回の本稿では『高校講座』『大学講座』『教師・保護者向け番組』『語学番組』の4グループについて、放送時間帯や放送内容時間の変遷だけでなく、視聴者の学習スタイルの変化や、番組の演出の変容も含めてみていく。
feedback
Top