19世紀末に内燃機関が発明されるや、10年と経たぬうちにモータースポーツは始まった。1920~60年代は、ヨーロッパとアメリカで別々の発展を遂げたが、その後は両者の交流も深まり、日本も1960年代に「夜明け」を迎える。21世紀に入ってからは、アジア諸国でのF1GP開催も増えている。安全性を追求する130年あまりの歴史の中で、名選手や名車が生まれ、名勝負にファンは熱狂してきた。ジャンルやカテゴリーの多様化がますます進む中で、パワーユニットのあり方やドライバー自身の関わり方も変わっていく可能性がある。
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