光透過性に優れた自立粘土膜の開発を行った。市販の合成粘土であるスメクトン95-80重量部に対してに5-20重量部のカルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)あるいはポリアクリル酸ナトリウム(PA)を混合し、得られた均一なペーストを展開・乾燥・剥離することで自立膜を得た。いずれの添加物を用いた場合でも膜は優れた光透過性とガスバリア性を示した。PAを添加物としても用いた場合に膜の耐熱性の向上が顕著であり、350℃までその光透過性を保った。電子顕微鏡観察、エックス線回折法などにより膜の微細構造を解析した。
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