従来からの人種差別に加えて、第二次世界大戦による強制収容・財産没収・強制的「散住」という社会的激動の中で少年期・青年期を送った日系カナダ人二世の追想録を紹介した。いかなる社会的激動の中にあろうとも、人間は、それなりにたくましく生きていく。その生き様は、社会的激動を鳥瞰図的に把握するだけではわからない。本稿では、ある日系カナダ人の「生き様」を本人の追想録によって紹介した。
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