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クエリ検索: "パ・リーグTV"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 佐藤 弘典, 西野 順二
    知能と情報
    2018年 30 巻 5 号 691-699
    発行日: 2018/10/15
    公開日: 2018/10/15
    ジャーナル オープンアクセス

    インターネットの発展によりオンラインでの放送によるスポーツ観戦が増え, これに対するアノテーション表示も,観戦支援に重要な要素となっている. アノテーションでは試合に関する様々な情報の表示とその解説や応援などがなされ, E-sportsやスポーツ動画の配信において,アノテーションは試合本体と同程度の重要性を持つことが多い. 本論文は,野球観戦において,プレイヤの心理戦を観戦支援情報として利用することを提案する. 従来のアノテーションは,点数や試合進行状況,経過時間,戦術統計, 過去の対戦履歴など客観的な情報と,解説者の解説情報から成り立っていた. 対して本論文は,新たにプレイヤ同士の心理戦を,視聴者の主観的な期待にもとづいて推論し,アノテーションとして付与する点に特徴がある. 視聴者はプレイヤ同士の戦略の応酬を見ることで試合を楽しむが, このとき「頑張った」「弱気になっている」などプレイヤの心理を予想をしており, 実際のプレイヤ心理に対してこの予想の正否にかかわらず,視聴者は勝手な予想で主観的に面白さを感じている. そこで,視聴者の主観的な試合状況把握の情報と試合の客観情報から, 提示するべきプレイヤの心理状態を観戦者知識にもとづくファジィ推論で算出し, ラッセル空間を経由してイラストアイコンにより視聴者にアノテーションを提示するシステムを構築した. 野球観戦について3種の被験者実験をそれぞれ10名程度を対象に行なった. その結果,システム出力の共感度,一致度, 面白さの向上についてそれぞれ高い平均値が得られ,提案システムの有効性を示すことができた.

  • Jリーグのメディア戦略にみる新たな潮流
    黛 岳郎
    放送研究と調査
    2018年 68 巻 2 号 14-27
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/03/21
    研究報告書・技術報告書 フリー
    これまでプロスポーツのメディア戦略の中心にいたのは放送事業者であり、スポーツ団体などはテレビ中継などを通じてビジネスを拡大してきた。しかし、日本のプロサッカーリーグ、Jリーグは2017年シーズンから、OTTプレーヤー、通信事業者とともにメディア戦略の展開を始めている。本稿では、“通信”をパートナーにしたJリーグの新たなメディア戦略に注目。Jリーグ、OTTプレーヤー、通信事業者のねらいや背景に迫ることで、その全貌を浮き彫りにし、Jリーグの事業がどのように変化する可能性があるのかを明らかにした。そのうえで、“通信”とのメディア戦略が他のプロスポーツリーグなどに波及していくのか、放送事業者への影響は出るのか、考察した。Jリーグの新たなメディア戦略は、“通信”の資金力やビジネス戦略、技術力などを後ろ盾に、より魅力的な試合映像を、より多くの視聴者に届けるとともに、スマートスタジアム事業を展開するなど、戦術を大きく変化させてきており、事業拡大の伸び代も大きい。“通信”とのメディア戦略を進めるプロスポーツリーグはほかにも現れ始めており、今後、放送事業者への影響が懸念される。
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