都市部における高速バスの運行では、経路上での交通集中や事故等による運行の遅れが発生することから、これら交通情報が運行管理者やバスターミナル事業者およびバス利用者の間で共有されることが、よりスムーズに利用できる公共交通システムを実現する上で重要である。現在、このような情報提供を行うシステムを実現するために、高速道路および直轄国道を中心に整備されているITSスポットから得られる高速バスの位置情報を活用したリアルタイム運行情報提供システムの構築、ならびに得られた情報のオープンデータ化を実施することにより、道路と公共交通利用者・事業者とのコネクティビティ向上に取り組んでいる。
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