日本の自動車産業における部品取引は,サプライチェーン・マネジメントの理想的なモデルとして注目されているが,トヨタグループと日産グループでは,取引企業間の利益とリスクの分配のパターンが異なっている.本研究では,自動車産業のような長期継続的取引において,アセンブラーとサプライヤーが,ともにメリットを得るためにはどのように利益やリスクを分配する必要があるかという問題について,財務データに基づいて考察を行っている.
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