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クエリ検索: "ブリッジシステムエンジニア"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • サザーランド 真理亜
    プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
    2010年 2010.Spring 巻 1302
    発行日: 2010/03/11
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    IT分野のオフショア開発は,本来魅力的なはずである.しかしながら往々にしてリスクや不満を併せ持つものでもある.そのため近年は,共同開発に消極的な声も増えてきている.大きな理由のひとつに,異文化間の問題が多発しているのにも関わらず,これを調整しうる人材育成への視点が未だ開かれていないことがあげられる.異文化研修といったような人材への戦略的な援助がないなか,異文化接触の問題による人材への負担が大きくなるのは必然的であると筆者は考える.本稿ではまず,普段私たちが何気なく使っている「文化」・「異文化接触」・「カルチャー・ショック」などの定義を行った.さらに異文化接触に必要とされる「能力」について,先行研究を用いて概観した.その上で,中国人と日本人の調整役となる潜在的人材を筆者の行った調査によって特定した.この調査の結果,オフショア開発の相手となる中国側との調整に,中国人ブリッジSE(Bridge-System Engineer)が当たっており,そのほとんどが,言語能力・技術レベル・文化理解への要求が満たせる水準での教育を受けていたことがわかった.一方で,戦略的にリーダーシップを発揮する立場にある発注側の日本人の人材は,関係調整の能力や異文化に対する知見や態度を身につけるといった研修を受けていないことがわかった.特にこの異文化接触の調整役となっているのはPM(Project Manager)人材であったため,今後,中国との共同開発を円滑に進めるにあたって,PM人材への異文化研修の実施は有益度が高いと結論した.本稿は,人材育成における「文化」等の認識を共有するとともに,異文化研修を構築する際の対象者を明らかにすることが目的である.
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