2006年9月, 青森県弘前市で施設栽培ハウスのミニトマト (品種: キャロル10, トマト萎凋病菌レース1に抵抗性) および2007年8月に青森県平川市で施設栽培ハウスのトマト (品種: 桃太郎8, トマト萎凋病菌レース1および2に耐病性) において萎凋症状を示す株が発生した. この2地域のミニトマトおよびトマトから
Fusarium属菌が分離され, 判別品種を用いてレース検定を行った結果, トマト萎凋病菌レース3と同定された. また, PCR法によるレース検定においても, トマト萎凋病菌レース3と同定された. 青森県におけるトマト萎凋病菌レース3の発生は初めてである.
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