本稿では,2012年7月21日〜9月2日に新潟県立自然科学館で開催された企画展「謎解きアドベンチャー失われた紋章」で使用したRFIDとデータベースサーバ,プロジェクションマッピングを用いた多人数が同時に参加できる科学クイズエンタテイメントシステムにおいて,サーバー側に記録されている体験者の成績データ群を分析し,体験者の傾向について報告をおこなう.従来の科学館向けエンタテイメントシステムの報告・調査では明らかにされてこなかった,体験者の科学理解の状況と紙メディアを使った具体的なフィードバック方法の提案をおこなう.
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