地域戦略上,地方都市へ国際線を就航させて地方への旅行者を増加させることは重要な課題である.しかし,エアラインが地方空港と海外空港間に直行便を就航させるのに必要な旅客数を確保するのは困難である.そこで,本研究では,同一地方路線を利用する国際旅客を対象とした外国エアラインの国際線乗り継ぎ専用便について,旅客需要および航空法上の成立可能性と,乗り継ぎ時間の改善や航空運賃低下といったサービス水準向上の可能性について検討し,地方空港と海外空港間に国内の1地点を経由地とした1ストップ国際便の実現可能性について考察する.
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