この論文で評価の対象にする東京都内に所在する中規模事務所建物(以降、評価建物)は、地域に密着した金融機関として、災害後の断水時でも公的支援があるまでの期間において、給水の確保と排水の一次貯留ができるよう配慮されている。この論文では、建築設備に係るBCP対策が施されている評価建物の概要を紹介し、建物内の計測データから、給水量の特性を明らかにするとともに、災害時の水自給について予測評価した。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら