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クエリ検索: "五所川原市立中央小学校"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 海津 正倫
    地理学評論
    1976年 49 巻 11 号 714-735
    発行日: 1976/11/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    津軽平野の沖積世における地形発達史を,地形・地質調査,珪藻分析などに基づいて明らかにした.
    沖積世の初期における平野の形成は,入り込んだ溺れ谷を埋積する状態で進行し,河谷によって堆積構造の違いが認められる.溺れ谷の両岸に発達する段丘面の埋積は,海水準の上昇とも関連して,堆積の場の急激な拡大をひきおこし,堆積物の顕著な細粒化を導いた.海進による水域の拡大は五所川原市付近まで達したが,その中心は西に片寄っていた.当時の水域に注ぐデルタとして形成された上位沖積面は以後の海退に伴って開析された.その後,谷中に樹林が生育したり,下流側の地域で泥炭が顕著に形成されるような,あまり洪水のおこらない安定した時期を経て,それらをおおう下位沖積面堆積物の堆積をみた.水域の拡大期は5,500y.B.P.頃まで,海退期を経て,安定期は2,500y.B.P.頃を中心とした時期,下位沖積面形成期は2,000y.B.P.頃以降と考えられる.
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