歩行空間の設計手法を研究する中で、都市政策に「徒歩交通の増進」が位置づけられ、それに向かって都市構造が整備されていくことが前提として重要であるとの認識に立っている。この視点から、韓国の都市交通整備促進法とソウル特別市で展開されている交通施策に注目してきたところであるが、本稿は、現地調査や実務者・研究者からの聞き取り調査において得られた知見を報告し、もつて日本における歩行環境の改善に係る研究の前進に寄与せんとするものである。
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