筆者は,タイ国産リンドウ科植物の資料をまとめてConspectusのような形で発表したいと考えている.しかし,Chulalongkorn大学のA. UBOLGHOLAKET氏のsynopsisが1983年に発表されて,CRAIBのEnumeratio以降の標本も追加され,タイ国リンドウ科植物の現況が明らかになったので,近隣地域,特に中国の近縁種との比較検討を充分行った後にまとめる事とし,ここでは筆者も参加した6回タイ国植物調査で採集されたリンドウ科およびミツガシワ科植物の同定結果を発表した.
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