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クエリ検索: "前原瑞樹"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 日野 耕介, 小田原 俊成, 平安 良雄
    総合病院精神医学
    2015年 27 巻 2 号 107-114
    発行日: 2015/04/15
    公開日: 2018/04/27
    ジャーナル フリー

    認知症高齢者では,身体疾患と精神症状が互いに影響しあい,双方への対応が同時に必要となることがある。このような場合,精神科医療従事者はコンサルテーション・リエゾン活動という形で関わる機会が多い。筆者の所属する施設では,せん妄や認知症患者への対応を主な目的として, 2013年5月よりリエゾンチームの運用を開始した。その結果,より多くの認知症高齢者に対し介入を行うことが可能となり,多職種による効果的なチーム医療を実践することができるようになった。 また,救命救急センターにおけるコンサルテーション・リエゾン活動では,自殺企図者への対応が最も重要である。高齢自殺企図者への対応の際には,①注意深い再企図リスクの評価と精神医学的評価を行うこと,②身体科との連携を心がけること,③可能な限り多面的な視点からの評価と介入を行うこと,が重要である。

  • 落合 尚美, 池田 真人, 紺井 理和, 仲野 真由美
    総合病院精神医学
    2013年 25 巻 1 号 9-15
    発行日: 2013/01/15
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー

    コンサルテーション・リエゾンサービスは,医療のbio-psycho-socialモデルにおける多様な病態に取り組み,そのニーズは臨床,教育,研究の分野に広がっている。当院は約500床の総合病院で,精神科は病床をもたず,限られたスタッフで従来は個別にリエゾンの診療依頼に対応してきたが,昨年7月,診療報酬の加算されるリエゾンチームを立ち上げた。年間の依頼件数は約350例,まだ小規模でマンパワーの問題もあるが,毎朝のラウンドやカンファレンスを中心に,態勢を整えつつある。チームの定期的な病棟ラウンドは,治療の効率化や主科とのコミュニケーションの改善につながり,多職種メンバーによるディスカッションにて患者サポートの質が高まることが示唆された。救急診療では,自殺企図のコンサルテーションがほんどを占め,短い入院期間での治療関係をつくる難しさや,増える高齢者の自殺の問題などが浮き彫りとなった。本稿では,これらの取り組みをまとめ,リエゾン診療で浮かび上がった課題を検討,考察し報告する。

  • 日本集中治療医学会J-PADガイドライン作成委員会
    日本集中治療医学会雑誌
    2014年 21 巻 5 号 539-579
    発行日: 2014/09/01
    公開日: 2014/09/17
    ジャーナル フリー
    本ガイドラインは,それまで日本集中治療医学会規格・安全対策委員会(当時)で進行中であった作業を引き継ぐ形で,2013年3月に発足したJ-PADガイドライン作成委員会が作成した,集中治療室における成人重症患者に対する痛み・不穏・せん妄管理のための臨床ガイドラインである。その作成方法は米国で作成された「2013 PAD guidelines」に準じているが,内容は「2013 PAD guidelines」以降の文献の検討をも加えたばかりでなく,人工呼吸管理中以外の患者に対する対応や身体抑制の問題なども含み,さらに,重症患者に対するリハビリテーションに関する内容を独立させて詳述するなど,わが国独自のものも多い。わが国の集中治療領域の臨床現場で,本ガイドラインが適切に活用され,患者アウトカムの改善に寄与することが期待される。
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