近年、デジタルアーカイブの技術の進歩により、バーチャル博物館の作成、および公開が広まっている。本研究ではバーチャル博物館の作成手法の違いが与える利用者への印象の違いを定量的に調査した。全天球画像とMatterportによって荏原製作所の所有する製品展示室のバーチャル博物館を作成し、体験したユーザーにシステムの操作性、および心理的要因の2要素からなるアンケ-ト調査を実施した。その結果、システムの操作性に対する評価は両者ともに優れているとなり、心理的要因に対する評価は全ての項目でMatterportによるバーチャル博物館が優れていた。
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