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クエリ検索: "千葉急行電鉄"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 田口 淳
    地理学評論 Ser. A
    2001年 74 巻 6 号 305-324
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    日本の都市問題の中でもとくに深刻な職住分離による通勤の高負担をもたらす一因に,大規模な住宅開発と通勤交通網の整備とのアンバランスがあげられる.本稿では,鉄道が段階的に整備されてきた千葉ニュータウンを対象として住宅供給と交通網整備の関係を分析した.北総開発鉄道の都心直通前後の入居者を比較すると,前住地の分布は近隣市町村のみならず外延的に拡大したことから,交通体系の変化や都心との時間距離の短縮が世帯の居住地選択の範囲を変化させることが明らかになった.また就業地の分布にも変化がみられ,北総線の直通する沿線に就業地分布が拡大したほか,都心3区就業者の千葉ニュータウンへの入居が加速した.さらに,鉄道を利用した通勤流動は鉄道網の整備状況を反映し,所要時間が最短になるような通勤ルートが選択され,対都心の絶対的な交通路を持ったことで通勤ルートの一本化が進んだ.
  • 小宮 孟
    Anthropological Science (Japanese Series)
    2005年 113 巻 2 号 119-137
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/12/22
    ジャーナル フリー
    縄文時代の内湾漁撈は,スズキとタイを主な漁獲対象に展開したと考えられている。しかし,東関東の内湾沿岸部にある9ケ所の中後期貝塚から任意に採取した104本の柱状貝層サンプルを水洗したところ,アジ,イワシ,ウナギ,フナなどの小型魚類遺存体が高い頻度で分離された。内湾貝塚産魚類の主体は,従来の発掘で見落とされたこれらの小型魚が構成すると考えられる。ただし,魚種構成は地域差が顕著で,臨海部の遺跡では沿岸性小型魚が,内陸の遺跡では淡水魚が,そして,それらの中間域の遺跡では汽水魚が優占する。遺跡産魚類相を決定する1次要因が縄文人の漁撈にあるとすれば,この地域の内湾漁撈の主体は想定領域内に出現する小型魚の漁獲と消費に適応したシステムだったと推定される。しかし,想定領域内に海が存在しない遺跡からも大量の小型海魚のほか,タイなどの高級魚がしばしば出土することから,特定の海産物が経済的な取引をつうじて集団間を頻繁に移動した可能性がある。したがって,今回のデータは漁撈だけにとどまらず,魚類資源利用にかかわる当時の経済や社会のしくみを再検討する材料としても重要と思われる。
  • 池田 次郎, 中橋 孝博
    Anthropological Science (Japanese Series)
    2000年 108 巻 2 号 101-131
    発行日: 2000年
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
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