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クエリ検索: "収束的思考と拡散的思考"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • ―美術教育から解釈したArt(s)の位置づけ等―
    新井 浩
    美術教育学研究
    2023年 55 巻 1 号 17-24
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー

    福島大学では次世代型教育の構築を目指し,「福島型STEAM教育の開拓」が令和3~5年度福島大学重点研究分野foR-Fプロジェクト研究として採択され,筆者はそのプロジェクトの評価指標策定を担当している。本稿では福島型STEAM教育評価指標が策定された経緯,並びに課題について考察しまとめた。策定の背景としてSTEAM教育のAの解釈が多様であり,特に日本の中央教育審議会では広くリベラルアーツとしていることに注目した。このことを踏まえ,策定の要点では獲得を目指すべき力量について,OECDを中心に議論されている今日的教育思潮,先行事例,創造性に関する研究,地域の国立大学を取り巻く状況などの点から基盤的能力を取り出した。その上で筆者の専門である美術領域の知見を通し,全体像をツリーとしてまとめそこから25の評価項目にまとめた。その過程を通し,今後検討が必要となる課題を整理した。

  • 下仲 順子, 中里 克治
    教育心理学研究
    2007年 55 巻 2 号 231-243
    発行日: 2007/06/30
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究は25~84歳の地域住民 (男187, 女225) を対象にして, 目的1) 創造性の年齢差と性差要因を分析すること, 目的2) 創造性に影響を及ぼす要因を分析することを行った。創造性の測定はJ. P. Guilfordの指導の下に考案されたS-A創造性検査を用い, 活動領域 (応用力, 生産力, 空想力) と思考特性 (流暢性, 柔軟性, 独創性, 具体性) を測定した。目的1では教育年数を共変数として, 5年齢群と性を要因とした共分散分析を行った。結果は, 活動領域の応用力, 生産力と思考特性の流暢性と独創性では年齢差はなかった。性差は生産力と流暢性で女性が男性よりも有意に得点が高かった。結果より, 創造性の量的側面は加齢と共に低下するが, 質的側面は成人期中維持され, 創造性の成熟が示唆された。また, 性差は創造性に余り影響しないことが結論された。目的2では, 活動領域と思考特性に共通して開放性と実際的問題解決能力が寄与し, 人格と日常生活上の経験によって育まれてゆく解決能力が創造性の基礎となっていた。自尊感情, 病気の有無, 社会的問題解決能力は創造性の種々の側面に異なって寄与することが示された。
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