様々な理由からユーザーに「クソゲー」と称されるゲームの多くは話題にもされないことが多い。一方でカルト的な人気を持つ「愛されるクソゲー」というものも存在する。クソゲーが愛される要素、すなわち好意的「クソゲー」要素を見つけ、それをゲームに付与することで、ゲームの話題性や評価をより高めることができるのではないかと考えた。まず、YouTube 動画コメントから好意的「クソゲー」要素の候補を抽出した。それを付与したゲームを制作し、評価実験を行った。実験の結果、好意的「クソゲー」要素を付与したゲームは、付与していないものよりもプレイヤーを楽しませるとわかった。また、一部の好意的「クソゲー」要素が、ゲームを続けるモチベーションとして逆効果になることもわかった。
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