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クエリ検索: "四国中央医療福祉総合学院"
9件中 1-9の結果を表示しています
  • ―理学療法による運動神経線維の経時的変化―
    鵜川 裕司, 西山 直志, 宇都宮 学
    理学療法学Supplement
    2009年 2008 巻 P2-321
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/25
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    近年、脳血管障害による片麻痺の回復に関する予後予測において、functional MRIの開発により多くの知見が報告されているが、まだ未解明な部分が多い.MRIを用いたfiber tracking手法(以下tractography)は、皮質運動感覚線維路を描出させることを可能とした.今回我々は、急性期から回復期における脳卒中片麻痺患者にtractographyを行い、運動機能と神経線維数の変化を検討した.また慢性期片麻痺症例においても経時的に検査を行い、理学療法の効果と脳機能再構築のメカニズムについても検討を加えたので報告する.
    【方法】
    対象は脳卒中急性期~回復期(以下急性期例)と発症から1年以上経過している慢性期(以下慢性期例)の片麻痺患者32例(平均年齢68.5±10.9歳)で、内訳は歩行への回復良好な患者18例と回復不良な患者14例であった.tracking方法は1.5T MRIを用いて、拡散テンソル画像を撮影し、Volume one/dTV1.5ソフトウエア(東京大学研究チーム開発)を使用して運動神経線維を描出した.関心領域は大脳脚と中心前回に設定し、拡散異方性を示すFA値は0.18として、約3ヶ月間2週間毎にtractography を描出した.運動機能評価としては、Stroke Impairment Assessment Set(以下SIAS)の中で運動機能・筋緊張・体幹機能・非麻痺側機能の項目を用い、神経線維数と運動機能の程度に相関関係があるか否かを検討した.統計処理はPearsonの相関係数、t検定を用いて行った.また、急性期例ではBrunnstrom Recovery Stage(以下BRS)の経時的変化の追跡とともに、慢性期例ではビデオ撮影により歩行を評価し、神経線維と運動機能を比較検討した.尚、被検者には研究内容を説明し同意を得た.
    【結果】
    SIASと神経線維数には高い正の相関(r=.75、p<.01)が認められ、歩行能力が自立に近づくにつれ、運動神経線維数は増加した.BRSが著明に改善した急性期例で、梗塞巣の小さい例では発症直後麻痺側の神経線維は減少し、以後徐々に増加し、発症直後から正常側の神経線維が増加する過程が捉えられた.また梗塞巣が大きくBRSに改善が認められなかった例では、発症直後麻痺側の神経線維が著減したままで正常側の神経線維のみが増加していた.一方、歩行能力の改善がみられた慢性期例では正常側の神経線維が増加してゆく過程がみられた.
    【考察】
    tractographyによる神経線維数の増加は、SIASと有意な正の相関関係が認められ、片麻痺患者の機能予後を予測するにあたり、有用と考えられた.また急性期からの回復過程と慢性期での運動機能改善時において正常側の神経線維が増加する経過が捉えられた.このことは脳機能再構築のメカニズムに関して、同側性運動路や錐体外路系を含めた要因が関与しているのではないかと考えられた.さらに慢性期においても理学療法を実施することで脳機能を再構築させる効果があることが示唆された.
  • 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2011年 31 巻 1 号 116-118
    発行日: 2011/03/31
    公開日: 2012/04/17
    ジャーナル フリー
  • 爲季 周平, 阿部 泰昌, 山田 裕子, 林 司央子, 種村 純
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2009年 29 巻 3 号 348-355
    発行日: 2009/09/30
    公開日: 2010/10/01
    ジャーナル フリー
    Action disorganization syndrome (以下ADS) を呈した脳梁離断症候群の一例を経験し,ADS の出現機序と関連領域について検討した。ADS は日常的生活の順序を多く含む動作において,使用対象の誤り,順序過程の誤り,省略,質的誤り,空間的誤りを示し目的行為が障害される。ADS は目的行為の概念は保たれるが contention scheduling system におけるスキーマの表象が誤ったり省略されたりし,さらにその誤って表象されたスキーマを supervisory attention system によって訂正できない結果,そのまま誤って表象された行為が出現する。本症例は脳梁膝から,左上・中前頭回にかけて損傷されており,過去の報告例では左右どちらか一方,または両側の上・中前頭回が損傷されていた。ADS は左右両側の広範な前頭葉領域内の損傷によって生じる可能性が考えられ,左右の上・中前頭回を結ぶ交連線維の損傷により,脳内における情報の統合障害や錯綜,注意機能や抑制機能の低下が加わることで生じると考えられた。
  • 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2012年 32 巻 1 号 156-158
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/02
    ジャーナル フリー
  • 金山 祐里, 小野 健一, 岩藤 百香, 鶴窪 良樹, 鷹取 宏治
    作業療法の実践と科学
    2024年 6 巻 3 号 62-68
    発行日: 2024/08/31
    公開日: 2024/08/31
    ジャーナル フリー
    You Tube動画を用いたパンフレットを作成し,反復性経頭蓋磁気刺激法とボツリヌス療法を実施した片麻痺患者に対する自主訓練に導入した.自主訓練用の動画は,①肩の運動(3種類),②肘の運動(1種類),③指の運動(3種類),④ブロック移動,⑤ビー玉移動,⑥コイン移動の計10種類を用意し,You Tubeにアップした.自主訓練は通常の外来作業療法に併せて,3か月間実施し,頻度は週4回,そのうち2回は動画を視聴しながら実施した.その結果,麻痺手の機能回復,使用頻度の増加を認めた.動画を用いることは適正な自主訓練継続の後押しとなり,運動イメージを容易にするための有効な手段である可能性が示された.
  • ―ことばの発見と他者理解における対人的循環反応の意義―
    野中 信之, 越智 啓子, 大森 千代美, 高橋 伴子, 池内 香, 酒井 俊一, 福田 信二朗, 森 望
    音声言語医学
    2007年 48 巻 4 号 332-340
    発行日: 2007/10/20
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    難聴乳児1例をビデオで観察し, 症例がその気持ちを察してもらいながらあやされた結果, 生後7ヵ月過ぎから自発的に養育者との関係をつくり, その関係をさまざまに試す (対人的循環反応) なかで, ことばの基盤を形成し始め, 生後11ヵ月頃, 初期のことばを発見する過程を示した.
    養育者との対人的循環反応における関わりから, 症例は「待つ」という期待感を込めた行動や, 動作と視線と声を組み合わせた表現方法を派生させ, やがてことばを使うにいたった.本症例の自発的な言語の獲得では出生後よくあやされ, 積み木を倒すなどで自発的に養育者との関係をつくろうとすることが重要であったと考えられた.
  • 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2009年 29 巻 1 号 165-176
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2010/06/02
    ジャーナル フリー
  • 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2009年 29 巻 1 号 176-184
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2010/06/02
    ジャーナル フリー
  • 日本静脈経腸栄養学会雑誌
    2015年 30 巻 1 号 384-483
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/02/27
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